新たな道での目標
公務員を辞めて建築家を目指す私の新たな道(建築家として)の目標は、「バリアフリーなまちづくり」をすることです。
以前の記事『地方公務員を辞め、建築家を目指す24歳の気概』では、長期的目標は「世界遺産に登録されるような建築物を作ること」ともお話ししているのですが、今回お話しする「バリアフリーなまちづくり」によって、それを達成したいとも考えています。
実は私は軽度ではありますが、身体障がいを抱えています。6年と少し前に手術を受け、症状の悪化は抑えていますが、脊髄系の異常から上肢(主に左手)の力が入りにくい状態です。
その経験から「バリアフリーなまちづくり」に関心を持ち、地方の市役所への就職を決めました。
しかし、市役所では異動も多く、私の希望する「まちづくり」以外の業務も多いことから、希望する働き方が出来ないと判断し、また自らの手で出来ることからやろうと思い退職を決断しました。
そして「まちづくり」を細分化した時に、必ずポイントとなる建築物から、バリアフリーを進めたいという想いと、障がいを抱える方にもオシャレな家を選択して欲しいという想いを持っています。
一方で、バリアフリーは障がい者だけのモノとは思いません。
高齢者や子連れの家族にも暮らしやすいものですし、健常者にとっても損することは一切ないものです。
バリアフリーの住宅をいくつか集めた集落をつくる「バリアフリーなまちづくり」をして、障がい者へのサポート施設を近隣に集中させることによりサポート側の省力化も支援し、全員が過ごしやすいまちを築きたいと思っています。
以前の記事での目標「世界遺産に登録されるような建築物を作ること」と今回お話しした「バリアフリーなまちづくり」という2つの目標は結びつくと私は考えています。
世界遺産は、「こんな建物を建てましたよ」「評価してください」と言って登録されるものではありません。生活する人、訪れる人にとって特別な建物、地域に対して、結果として「世界遺産」という評価がつくものと考えています。
ですから私は、住む人たちに心地の良い「バリアフリーなまちづくり」を全力で行います。「過ごしやすく愛される家」をコツコツと作っていきたいと思っています。
まずは1から勉強をしなければなりません。最低でも一級建築士の免許を取らなければ話にならないと思っていますが、少し先の目標を意識して、日々の積み上げの糧にしていきます。
無名の24歳(から)の挑戦ですが、今後も発信を続けていき、コツコツと積み上げれば達成できる、というところをお見せしたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。