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風待草  

梅は百花のさきがけという言葉があるそうです。あらゆる花の先頭を切って年の初めに花をつけるからなのだとか。

さきがけというと合戦で誰より先んじて攻め込むなど荒々しい印象がありますが、梅が出てきた途端ふんわりあでやかな空気感が漂いますね。

風待草 かぜまちぐさ 
匂い草 においぐさ 
春告草 はるつげくさ
好文木 こうぶんぼく 
木の花 このはな 

など美しい呼び名をもつ梅。

写真の現像をしていたら、
少し前から抱えてた仕事場での心のモヤモヤがすーっと消えてゆきました。
ありがとう、梅の花。
春寒の空に楚々と咲く花のやわらかさに心癒されます。

【梅東風や心ゆき果つ夕べかな】
うめごちや こころゆきはつ ゆうべかな




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