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【読書記録4】古賀史健『さみしい夜にはペンを持て』
こんにちは、🍦マオ ¦ 読書記録 です。
2025年4冊目に読了したのは、古賀史健さんの『さみしい夜にはペンを持て』でした。
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SNSで常時だれかとつながっている時代。
だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。
うみのなか中学校に通うタコジローは、学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローはその日から、どんどん変わっていく…
・考えるとは「答え」を出そうとすること
・その作文、嘘が混じってない?
・みんなと一緒にいると、自分ではいられなくなる
・考えないのって、そんなに悪いこと?
もうこれ、すっっっっっっっごく素晴らしかった……!!!
私の中の「書くこと」「自分について考えること」への価値観が大幅に更新されて、早くも今年読めて良かった本1位です✨
この本が出版されたのは2023年7月。著者は『嫌われる勇気』で有名な古賀史健さん。私は普段文芸書しか読まず、自己啓発本やビジネス本、心理系の人文書や新書は全く読みません😂偏っているなと思いつつ、自分の素直な読書嗜好なので無理に手を伸ばすものでもないと思い、小説やエッセイばかり読んでいます。
👆🏻この表紙を見かけたことがある人は多いのでは。
そんな中、文芸・文庫担当である私の仕分け棚に、しょっちゅうこの『さみしい夜にはペンを持て』は回ってきました。確かに一見したところ小説っぽくもあり(実際小説的ではあるのだけど)、補充品を各分野に仕分けるスタッフが間違えても無理はない。
のだけど、この本はほとんどの書店で自己啓発本や心理の棚に置かれていることが多いと思います。それはこの本が、ただのフィクション小説ではなくて、読み終わった私たちに「書くことを通して自分について考えること」について大きなひらめきと希望を与えてくれるから。
自己啓発本ってなんかわざとらしくて苦手意識のある私でも、タコジローとやどかりのおじさんという親しみの持てるキャラクターの会話と、ならのさんの素敵すぎるイラストに魅了されて、最後まで楽しく読むことができました!🙌🏻
私は今年からnoteで書店員としての日々を綴る日記を書いて発信する、ということに挑戦していて。それもありこのタイミングでこの本を手に取りました。
👆🏻最新の日記です。
もうほんと、目から鱗が落ちるような、絶対覚えておきたいと思う文章ばかり。この記事では本文を引用しながら、自分についてもう一段深く考えてみようと思います。
もちろん一番は、『さみしい夜にはペンを持て』を買って読んでいただくことですが、本書を既に読んでいる方も、未読の方も、自己を見つめるきっかけになれたらと思います😌
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