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空白の時間がアイデアを生み出す

台風が温帯低気圧に変わって、今日は大雨と予報されていた。

休みがカレンダー通りの夫は、わたしと昼食をとったあと「ひとり時間を楽しみたい」とわたしの了承を得て、大雨の中ごきげんで出かけていった。

さて、わたしはどうしようかな。

休職中で平日も基本ひとり時間を過ごしているため、今日も平日の延長かぁと何かやることを考える。



昨日から大ベストセラーの『夢をかなえるゾウ』を読んでいるところ。ちょうど全ページの折り返しをしたところだ。読んだことはあるが、数年ぶり、いや十数年ぶりに再び読んでみると驚くほど全然覚えていなかったのだ。

ガネーシャが語る関西弁でユーモアたっぷりに課題が出されていく。『僕』と一緒に成長したくて手帳に課題をメモしていく。

課題は普段から出来ていることもあるし、そうでないこともある。

メモした課題を眺めながら、4つめの課題のところでふと行ってみたかったお店に行こうと思った。

人がほしがっているものを先取りする

『夢をかなえるゾウ』 著:水野敬也

それは週に2回しか開店しない、グルテンフリーのお菓子のお店だ。今日は大雨できっと客足が遠のいているはず。いつもなら土曜日はとくにお客さんが多くてこの時間は買えないだろう。
わたしが来店したら、店主は喜んでくれるのではないだろうか。

そう思ったら大雨の中、車を走らせていた。

駐車場に到着して、大粒の雨に打たれながら傘をさす。お店の中に入るとお菓子は選べるほど並んでいた。

店主の方とお話ししながらゆっくりお菓子を選んでいく。他のお客さんが待っていると、そんなことはなかなかできない。
やっぱり今日来てよかったな。ラッキーデイだ。

そうして選んだお菓子たちを運んで自宅に帰る。

16時。カフェインは控えたいけどコーヒーは飲みたい。ディカフェコーヒーを挽いて淹れた。

おやつは買ってきたばかりの和栗のロールケーキ。米粉の生地と豆乳クリーム。和栗が豆乳クリームの中にごろごろゴツゴツと入っていた。

夢中で食べた。

夜ご飯は海老カツの予定だったけど揚げ物はやめておこう。と心の中で海老カツを消し去って、和栗のロールケーキを味わう。

夫もひとり時間を楽しんでいることだし、わたしも存分に楽しませてもらった。

空白の時間がアイデアを生み出す。

こんなふうに思えたのだから、急なひとり時間も悪くないし、むしろ大好物だ。

ガネーシャからの課題も達成したし、なかなかいい時間の過ごし方だったんじゃないかな。

〈自分、ナイスプレーやんな。〉

ガネーシャならそんなふうに言ってくれるんじゃないかと、課題でもある『その日がんばった自分をホメる』ことも忘れていない。

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