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脱プラ農と言ってはみたものの…の続き(たねまき編)
発芽の条件
種まき、というか育苗(苗を作ること)のためには、ある一定以上の温度が必要になる。
今現在食べられているほとんどの野菜は、もともと日本にはなかった品種なので、日本の気候ではそれほどうまくは生育しない。
種にはそれぞれ発芽温度というものがあり、暑い国からやってきた野菜や植物の発芽温度は日本の気温より高いことが多い。
(ちなみに、日本古来の野菜というのはうど、せり、三つ葉、ふき、山葵、自然薯ぐらいしかないらしい。なんと地味な食卓か)
そのため、育苗に保温は欠かせない。
農家さんであれば、温室で春野菜の育苗をまだ寒い2月〜3月の間に行うが、温室がない自分のような家庭菜園(この”家庭菜園”という言葉にやや抵抗があるのだが)ではどうしたものかといろいろ考えていた。
ミニ温室の商品は結構あるのだが、どれもビニール製、プラスチック製。
いつかはこれらを処分する日が来るかと思うと、購入が躊躇われる。
しかし、吹きっさらしではおそらく地温が低すぎてなかなか発芽、生長はできないだろう。
ちゃんと作物を育てることができなければ、本末転倒なのだ。
今できるベストな選択
ということで、いろいろネットやホームセンターを見て回った結果、苗箱用の透明プラカバーを見つけた。
値段も最も安価だ。(300円未満)
今ある苗箱にフィットするし、まあ、ここで手を打つことにしようと決めた。
温室と比べると暖める空間の面積がものすごく小さいので、寒暖差がありすぎるかもしれない。
一応温度計をつけて土の温度を測りながら、あまりに高温になったらカバーをずらしたりして温度調整をしようと思う。
また、夜間はどうしても冷えるので、室内に移す。
ここで電熱器などで保温するかどうかがまた悩みどころなのだが、今のところ暖房が入った室温ならば良しということにしようと思う。
種の生命力
そして、早速種まき。
ミニトマト、ナス、赤唐辛子などのナス科の種を播いてみた。
種まきというのはいつやっても楽しいものだ。
こんな小さな粒が何十個も果実をつけるなんて、本当に驚きだ。
種は尊いものだ、と改めて思う。
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