豚肉を食べたついでに、豚肉を食べることのメリットをいくつか紹介します。
豚肉にはビタミンB群が豊富に含まれています。中でもビタミンB1。さらにβアラニンやクレアチン、セレンや亜鉛等の摂取レベルを高めることには有効です。これらの成分について説明していきます。
①ビタミンB1(チアミン)
水溶性ビタミンの一つです。主に糖質の代謝において必要になります。ピルビン酸の代謝にも利用されます。つまり糖質をうまくエネルギーとして利用するにはビタミンB1はかけてはならない要素。また神経伝達物質を生成する際や、ミエリン形成の時など、健康な神経系をサポートする働きも担っている。
②セレン(セレニウム)
甲状腺ホルモンには2種類あります。T3(トリヨードサイロニン)とT4(サイロキシン)です。代謝が高い低いという話がよくあると思いますが、それには甲状腺ホルモンが関わっています。
T3が活性型で、T4からT3への変換がスムーズであればT3は増加しタンパク質合成やエネルギー代謝が活発になります。T3が低ければ代謝も低くなり、総エネルギー消費が減り太りやすく痩せにくいというような状況に陥ってしまいます。
T4からT3への変換の際必要な酵素が存在します。それがヨードサイロニン脱ヨウ素酵素です。この酵素が働く際セレンの需要が高まります。甲状腺ホルモンを作るには海藻などに多いヨウ素も必要になります。
③βアラニン
βアラニンはアミノ酸の一種です。体内のヒスチジンとくっつきカルノシンになります。
カルノシンは運動のパフォーマンスの向上や疲労軽減、抗酸化作用などが期待できます。
例えば筋力トレーニングにおいて、こなせるレップ数が増加したり、インターバル系トレーニングの持続可能時間が増えたりという具合です。
また老化の原因の一つである糖化を抑制することで、アンチエイジング効果を得たり、活性酸素を除去する手助けをして酸化ストレスからDNAや細胞膜を守るという働きもあるのです。
βアラニンはパウダー状のサプリメントとしても摂取することができます。筋トレをしている人や、アスリートの方々には是非とも運動前に摂っていただきたい成分です。
④クレアチン
クレアチンは一言で言うと、脳や筋肉においてATPの貯蔵量を増加させたり、再合成をスムーズにしたりする働きがあります。一度記事にしてますのでクレアチンについてのリンクを貼っておきます。
https://note.com/manzoulifestyle/n/n0e18a42eb450
⑤亜鉛
亜鉛は体内で保存が効かないため、日常的に摂取していかなければ欠乏症を起こしてしまいます。そのため必須ミネラルと言えます。
亜鉛は300以上の酵素に関わっており、代謝や消化吸収、神経系の働きにおけるプロセスを体がスムーズに行うためには必要なミネラルです。
またホルモンの合成や正常なDNAのコピー及び細胞分裂、免疫機能においても必要なのが亜鉛です。
スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)やグルタチオンを増やし、活性酸素の除去プロセスにおいて重要な役割も亜鉛にはあります。
最後に一言
豚肉のステーキ美味しかったです。