見出し画像

英語教育について

皆さんはお子さんに英語を習わせていらっしゃいますでしょうか?
先日ロゼッタが全社員に英語禁止令を出したというニュースが発表されました。
外国人との会話は「WEB上の言語フリー部屋で原則母国語を使って行う」というルールを決めたそう。
このニュースに衝撃を受けた方は少なからずいらっしゃったと思います。

我が家の場合…

周りに英語スクールなどに通わせるご家庭が一定数ありますが、
我が家の場合は息子に英語教育は受けさせていません。
理由は2つ。
①英語はコミュニケーションツールのひとつと考えていたので、本人が必要だと思った時に勉強すればいいや、と割り切っている。
②AIが会話を同時通訳してくれる時代が近い将来必ず来ると考えている。
②については子どもが成人する頃かな、くらいに思っていました。
でももしかしたらかなり早まるかもしれません。
そうなると、英語教育にどの程度時間をかける必要があるか?を再検討しないといけなくなると思います。

国際結婚している友人の意見

私には住まいの近くにアメリカ人と国際結婚した友人がいます。
英語は準母国語級。翻訳のお仕事もしています。
もう一人、アメリカに住んでいるアメリカ人の親友もいます。
彼女は英語が母国語。
でも私はほとんど英語はしゃべれません。
「ハートがあれば何とか通じる!」と何十年もこの英語力で付き合ってきました。
不思議と何とかなっています。
でもしっかり伝えたいときは、国際結婚して英語がペラペラの友人にメッセージを翻訳してもらっています。

国際結婚した友人は、お子さんとの会話は英語中心、学校もインターナショナルスクールに通わせています。
もちろん、教育方針も友人の考え方とマッチしているという事もありますが、日常的に英語が使えるというのも大きい理由のようです。
お子さんのとの会話で英語を使っているのは、日本語より英語のほうが汎用性が高く、取れる情報の幅が広がるから、だそう。
そちらについては私も同意見ですが、だんだん差がなくなるかもしれません。

だからといって英語が不要になる?

WEB上の言語フリー部屋ができたからといって、英語が不要になるでしょうか?
きっとそんなことはないと思います。
日常会話レベルであれば近い将来通訳がいらない世界になるかもしれませんが、専門性の高い会話になると、しばらくは自身で勉強するか通訳が必要だ思います。
あとは「文学」の世界では言語をただのツールではなく、また違う捉え方をしているのではないでしょうか。
英文学などを学んだり研究したりする人も英語を深く勉強されるでしょう。

言語の価値が変わってくる?

これからの時代、言語はもっと文学的な観点で求められるようになってくるのではと思います。
「ことば」として多言語を上手に操れるかどうかではなく、言語そのものの美しさや響き、意味の深みなどを芸術のように純粋に楽しむ。
そういう意味で英語を学びたいという人は、コミュニケーションツールとしての英語とは違う学び方になります。

でも、もしそういう時代になったら、逆に日本語のポテンシャルがもっと高くなりませんか?

実は国語教室には通わせています

私は息子が小学校1年生の時から国語教室に一緒に通っていました。
最近は先生の体調が思わしくなく受講できていませんが、毎回素晴らしい講義で、大人のファンもたくさんいらっしゃいます。
日本語は、微細な違いにもひとつひとつことばとして違いを表す、奥深い言語という事を教わりました。
それなりに長く生きてきたつもりでも、日本語の美しさや深みを知らなかった事に気付かされることが多々ありました。
現代文もですが、古典なども学んでいくと、たくさんの気付きがあります。
言語の壁がなくなる事により、英語がいる、いらない、という事ではなく、日本語の美しさに気付き、国語を深めたい、もっと学びたいという人が増えるのでは、と考えています。

今日も読んで頂いてありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!