見出し画像

書籍紹介118『死は存在しない』(田坂広志著、光文社新書)その①

このような仮説を長年待っていました。

科学は人生に答えをもたらしてくれない。
宗教は根拠や裏付けがない。

だから、この数百年、両者は交わることなく、互いが互いを否定し、時には厳しく罰してきました。

しかし、最新の量子科学が、科学と宗教を矛盾なく完全に説明する仮説を打ち立てました。ここに長年の対立を解決する糸口が見つかったのです。

この仮説がやがて科学的な裏付けによって立証される日がくれば、科学と宗教はお互いの欠点を補い合いながら、より人類に貢献する形で発展していくでしょう。

これまでの読書感想文は1冊につき、1回でしたが、本書は長い道のりとなりそうです。

もっとも、本書の内容を紹介するというよりは、田坂氏の仮説「ゼロ・ポイント・フィールド」説の検証という形でしばらく追っていくことになると思います。

それでは、まず序話から読み解いていきましょう。

ここから先は

1,039字

スタンダートプラン

¥980 / 月
初月無料
このメンバーシップの詳細

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?