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小説(SS) 「ドローンの課長」@毎週ショートショートnote #ドローンの課長
お題// ドローンの課長
課長はいつも、ハエのように飛び回っている。
小うるさいプロペラ音を響かせ、この大型倉庫で入庫作業をしているわたしたちの頭上を一日に何度も通過するのである。
こちらの仕事ぶりを監視するために、遠隔地からドローンを操作しているらしいのだが、わたしたちにとっては邪魔以外のなにものでもない。
どうせ課長はドローンの向こうで寝っ転がったりお菓子をぽりぽり食べているのだろう。だが現場にいるわたしたちはそうはいかない。荷卸や入庫伝票の照合のほか、検品・仕分け作業など、業務はワンストップで多岐にわたるのである。
しかし課長も、よくこんな幅広い領域の管理業務をこなしているものだ。そのエラーを許さない管理体制には感服してしまうほどである。
おかげでわたしたちアンドロイドは、この地獄のような倉庫作業から抜け出せないではないか。
倉庫内は基本オフラインで、ドローンを操作するための無線通信にもMDハッシュ関数による特殊なプロテクトがかけられている。おかげでハッキングすることもかなわない。
ここは牢獄だ。まったくもって、うちの課長は困るくらい優秀すぎる。
〈了〉472字
*
今回の語り手はアンドロイドだったので、
ChatGPTに書かせようとしたのですが、全然うまくいきませんでした笑
芥川賞作家の九段理江さんは、ChatGPTの文章を
ご自身の文章や展開に組み込めるほどの
コントロールができるのがすごいです。
情報を与えれば与えるほど、やつは
好き放題にリズムを無視して生成してくるので、
参考にならない参考程度にしか使えてないです。
まあ、まだ九段理江さんの作品は読んでないので
どう使ってるのかわからないのですが。。
ではではまた〜
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