どうする学円
肝臓の療養にかこつけて、何をするでもなく家でゴロゴロ。久し振りだ。三連休ゆえにまだ明日も休み。たまにはゆっくりしたっていいじゃあないか。とはいえ一日中ベッドの上に転がっているわけにもいかない。15時ごろより近くの喫茶店へ出かける。
泉鏡花の『夜叉ヶ池』を読了。鏡花の戯曲物は初めて。読みやすくもあるものの、登場人物が多いこともあり極めて動的。幽玄さを纏った空気感はどこか薄かった印象。それにしてもやはり人間世界と異界との境界が不明瞭な世界観には惹きつけられる。
この夜叉ヶ池、実際に福井県と岐阜県の県境に存在する。池にまつわる幾つかの伝説も伝わっており、その中には鏡花の物語に似たものも。これは実際に行ってみたい。
夕飯は近くのラーメン屋にて。横浜家系とのことだったが、どうにも味の濃さが物足りない。物足りない分スープも全て飲み干した。少し薄いくらいのスープ単体は旨かった。
大河ドラマ『どうする家康』をみた。大河を追うのはいつぶりだろうか。『真田丸』か『軍師官兵衛』か。いずれにしろ少年時代まで遡る。久し振りに見た大河はえらくチープな感じがした。不自然なCGがその原因だろうが。それでも〈群雄割拠〉の機運の高まりにワクワクせぬ男児はおらん。来週以降、楽しみである。