ペナンで英語をモノにして国境が県境くらいになった娘の話
台湾で大学3年を終えた娘(20)が日本とマレーシアで夏休みを過ごし、昨日台湾へ戻っていきました。
仕事が忙しくて遠出はできなかったけど、空白の2年半を埋めるべくいろんな事を話しました。口論すら愛おしく、娘との時間楽しかったな〜
大学生活での変化
noteで書くタイミングを逃しているうちに、最終学年になってしまいました。大学生活も残りあと1年!
昨年は、大学の国際生向け組織で活動したり、留学生サポートのボランティアなど、いつの間にか「お世話する側」になっていました。
卒業後は就職か院進か迷ってるけど、彼女の好きなように決めればいいと思ってます。
海外大の寮生活で完全自立
大学の寮、入学から半年は4人部屋でした。
その後2人部屋のキャンセル待ちが当たり、自分で引っ越し。同じ国立台湾大学の院生が長いことルームメイトでしたが、やはり生活を共にすると不満もあり…。折り合いをつけながら適度な距離感を学んだようです。
また、今回フライトを4日遅らせたので授業に間に合わず、それを教授陣に連絡しオンライン参加の交渉をしたり、学費や寮費の支払いが遅れる申請を事務局へ送ったり。
台湾の居留証(ビザ)も夏休み前に自分で更新してから来ました。こういう細々した手続きも自分でできるようになったんですねぇ。
3年間、親に頼らずいろいろ頑張ってきたんだな…としみじみ(涙)
言葉ができると国境が県境になる
今回、娘を見ていていちばん驚いたこと。
戻りのシンガポール航空、フライト変更したら乗り継ぎ22時間になってしまったんですね。
でも彼女は「シンガポールで遊べるじゃん!楽しみ〜」と大喜び。
確かにシンガポールは治安も良いし、家族で何度も行って土地勘もある。けれど、若干ハタチで海外一人旅に全く抵抗がないという事実に面くらいました。
だって、「入国」は単なるフライト移動とは違います。
例え1日でも、イミグレを通過し、両替したり、行き先や交通経路を調べたり自分一人で考え行動しなくちゃならない。しかもそれを海外で。
でもアプリでサクサク調べて「楽しみ〜」と、国境を越えることに抵抗なく、サラッと県をまたぐ程度な感じなのです。
英語+中国語を操り、言葉の心配がない
というのは、こうも人を身軽にするのか…と衝撃でした。
旅育で12ヵ国連れ回した
親の血筋(元バックパッカー)
というのもあるかな(笑)
それぞれの強みを活かした留学を
英語力ゼロでペナンへ来たのは、娘が10歳の時。
遅めの留学だったけれど、可能性を信じてインターと中華学校へ。
16-17歳の時点でIELTS 7.0、HSK Level 5 まで到達し、大学でさらに伸びています。スペイン語やロシア語にも挑戦し、大学でのGPAは3.9〜4.2をKeep中。将来を模索し悩んでるけど、とりあえず語学とサバイバルスキルは授けることができたようです。
残るは息子(14)、先日マガジンでお伝えしましたが、インターへ転校してIGCSEへの環境が整いました。娘とはまっっったくタイプが違い、やりたい事がハッキリしていてまた面白いことが待ってそうな予感です。(けれどアカデミック面では課題が山盛り!)
真逆の二人を育てることは、仕事で接する多様なお子さんの理解へつながっています。苦しい時もあるけど、子どもたちへの伴走で留学生活を疑似体験させてもらえるのは得難い経験です
留学を始めたばかり方も、数年後にはきっと「子どもの成長」という、かけがえのないギフトがもらえるはず。どうか焦らず、伴走を楽しんでくださいね!