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『ダーウィン事変』2巻を読んでみました

この漫画を読んだら、いつのまにか社会、倫理の勉強になっていました。

半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーは、初めて人間の友達ができて高校生活が楽しいと思い始めます。ただ学園の生徒たちにとっては、人間なのか動物なのか、はたまたテロ組織の一員なのか、噂が噂を呼びチャーリーに近づこうとする人はいませんでした。チャーリーの友達となったルーシーは、彼を学園生活になじませる為に奮闘します。チャーリーには学校になじまなければならない理由があったからです。
そんな中、学校である凶悪事件が起きるのでした。

学校でできる友達っていうのは不思議なものですよね。初めは何にも知らない他人同士だったのに、いつの間にか気の合う仲間となって一緒に過ごすようになり、友達として何年も付き合うようになる。いつか娘も学校の友達を我が家に連れてくるでしょうか。いい仲間とのめぐり逢いを期待します。

2巻では、こんな勉強ができました。(以下、内容のネタバレを含みます)

①人権とは?

チャーリーはテロ一味と一緒にいて、そのメンバー一人の命を助けたばかりに留置所に拘束されます。チャーリーの母であるハンナは弁護士のため、チャーリーを弁護しようとしますが、彼は人間ではないので人権がなく訴えることができません。また動物にも該当しない彼は動物保護法も適用できません。法的にはチャーリーは「物」として扱われるのでした。

人権とは、「すべての人々が生命と自由を確保し,それぞれの幸福を追求する権利」で、人が生まれながらに持つ権利で憲法や法律で定められています。日本でいうと、日本国憲法で国際的に締結した条約や法規を遵守すると定められており、国際連合によってつくられた世界人権宣言がその基にあたるといわれています。人権の中に「生命に対する権利」「拷問をうけない権利」「奴隷の禁止」「思想の自由」「表現の自由」などが含まれています。ちなみに教科書などに出てくる「日本国民の三大権利」は、生存権(健康で文化的な最低限度の生活を営む権利)、教育権(教育を受ける権利)、参政権(政治に参加する権利)とされています。

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