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傷つき、立ち上がれなくなっている方に、この詩が届きますように。

私の人生を支えてくれたある詩について

大学生の頃、私はある詩に出会いました。
それはニューヨーク大学リハビリテーションセンターの壁に
書かれていたとされる、作者不明の詩です。

この詩は、それ以来、
私が人生を見つめ直すときに必ず思い出す、
大切な存在となっています。

私だけでなく、この記事を読んで、
この詩に出会った方の支えに
少しでもなってくれれば幸いです。


大きなことを成し遂げるために
「力」を与えてほしいと神に求めたのに、
ーーー謙虚を学ぶようにと、「弱さ」を授かった。

より偉大なことができるようにと
「健康」を求めたのに、
ーーーより良きことができるようにと、「病弱」を与えられた。

幸せになろうとして
「富」を求めたのに、
ーーー賢明であるように、「貧困」を授かった。

世の人々の賞賛を得ようとして
「成功」を求めたのに、
ーーー得意にならぬようにと、「失敗」を授かった。

人生を享受しようと、
あらゆるものを求めたのに、
ーーーあらゆることを喜べるようにと、「生命」を授かった。

求めたものは一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられた。

神の意にそわぬ者であるにもかかわらず、
心の中で言い表せないものは、すべて叶えられた。

私はあらゆる人の中で、最も豊かに祝福されたのだ。

ニューヨーク大学リハビリテーションセンターの壁に書かれていた落書き(作者不明)

大学時代、この詩が教えてくれたこと

この詩を初めて読んだとき、
私はまだ若く、未来への希望と不安を抱えていました。
当時は、自分の努力や願いが
そのまま結果として現れると信じていました。

しかし、この詩に触れたことで、
求めたものが手に入らないことの意味や、
逆境に秘められた贈り物の価値を考えさせられました。

それから幾度となく、
この詩を思い出す瞬間がありました。

進学や就職、家庭のこと、
仕事の中での壁にぶつかったとき
——そのたびに、詩にあるメッセージが私を支えてくれました。

ワーキングマザーとしての苦難や試練

働きながら家庭を守る——。
それは簡単なことではありません。
キャリアを重視すれば子供との時間が削られ、
家族を優先すれば仕事でのチャンスを逃してしまうこともあります。

そんなジレンマを抱える中で、
ある時、自分に問いかけました。

“何が本当に大切なのか?”

この詩にあるように、
求めたものが手に入らないことに苛立つこともありました。
でも、振り返れば、そんな試練が私にとっての贈り物だったのです。

例えば、子供が体調を崩して仕事を早退しなければならなかった日。
あのとき得た教訓は、柔軟な働き方の大切さ。

そして、その経験を通して、
社員が安心して休める制度作りを推進することができました。

また、苦労したからこそ
これからワーキングマザーになる後輩社員に
色々なアドバイスができるのです。

子どもに対しても、
うまく色々な制度を利用したり、
夫や家族の協力を得ながら
育児と両立することで
【働く母親の姿】を見せられているのかなと思います。

キャリア形成・迷走中にも支えてくれた詩

この詩は、私のキャリアを考える際にも
大きな支えとなりました。

転職を決意して挑戦したものの失敗に終わったとき、
あるいは仕事で成果を出せずに自信を失いかけたとき、
この詩の言葉が心に響きました。

求めたものが手に入らなくても、
それは自分に必要な学びや新たな視点を得るための機会だと、
この詩は教えてくれます。

例えば、転職がうまくいかなかった経験から、
自分が本当に求めるキャリアの形に気づくことができたのです。

そして、仕事での失敗を通じて、
他者と助け合うことの大切さや、
いつもはむかつくと思っていた方の優しさに触れることや
結果だけでなく過程を見つめる重要性を学びました。


この詩から学ぶこと

この詩が教えてくれるのは、
人生の逆境や苦難と思われることが
実は私たちを豊かにしてくれる
という視点です。

だからこそ、今与えられた状況
——たとえそれが自分の望み通りでなくても——を受け入れ、
そこから学びを得ること。


それが、私たちが豊かに祝福された人生を送る鍵ではないでしょうか。

不幸に思う出来事があったとしても
考え方を変えることで
それは全く違う見え方をするかもしれません。


この記事を読んでくださった方の中には、
ひどく傷つき、
今立ち上がれなくなっている方もいるかもしれません。

そんなときは、
少し考え方を変えてみませんか。

もしかすると、
今の状況にほんの少しですが、
ポジティブな要素を見いだせるかもしれません。

私は、色々な物事に対して
人と比べるのではなく
(どうしても比べてしまいますが)
自分がどう感じ取るかだと思います。

誰がどう言おうと、
【自分がHAPPY、LUCKYだと思えば、それが正解です】

ぜひ、冒頭の詩を心に留めてみてください。
この先の未来がほんの少し生きやすくなるかもしれません。



なお、詩は(もちろんですが)原文は英語なので
日本語訳については、異なる見解をお持ちの方もいると思います。
ただ、私はこの文章構成に惹かれ、この内容で覚えています。

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まーさん@悩みや失敗も笑いに変えて成長中ワーママ
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