自己啓発に騙されている人へ
自己啓発では「ポジティブが良しとされ、ネガティブが悪」とされますよね。 「きつい、つらい、悲しい、嫉妬、劣等感、焦燥感」など様々なネガティブなものがダメとされます。 「感じてはいけない」とされます。 それらをすべてポジティブに変えれば、「人生はバラ色になる」というストーリーが多いです。 自己啓発の9割は、そういう風な物語/ポジションです。 これに影響された読者は、「自分の中に生じるネガティブを否定して、無理やりポジティブに変えていく」という無理ゲーを始めることになります。 これが多くの人を不幸にしています。 人間の当たり前の姿を否定して、無理を要求して、できないことをできると言い、「お前もやれ」と読者に強要する。自己啓発作家/出版社の傲慢さが多くの人を苦しめています。
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