ZINE?リトルプレス?どうやって作るの?
このマガジンでは、私の最大の好奇心旺盛なサブパーソナリティ「地図子」がどのように生まれて、発展してきたかを書いていきます。
地図子は2017年1月に生まれ、「まちなみ冒険家」という肩書の元、街や川を歩いてリフレッシュする様子を綴っています。
地図子のこれまでの旅路をご紹介できればと思うので、チャレンジしたいけど踏み込めない方は是非ご笑覧ください!
第4弾のこの記事では、本好きなら一度は夢見る、ついに自分が書いた文章がZINEという手に取れる形になります。
講演のために初めて『国分寺崖線を歩く』の電子書籍をKindleで読めるように作った地図子。
「生まれて初めて電子書籍が完成して満足…」と思っていた矢先、「データがあればZINEが作れるよ!」と思いがけない言葉をかけていただきます。
なんと電子データでしか読めなかった『国分寺崖線を歩く』を冊子形式で印刷することが可能とのことです。
個人で作るオリジナル冊子はZINE、リトルプレス、同人誌などと呼ばれます。
今回はZINEを初めて作って販売する方向けに、参考になる情報を書いていきたいと思います。
ZINEをどうやって作るの?
まずZINEの中身をどうやって作るのか?
前回までで電子書籍を作っている方は、データをそのまま印刷することが可能です。
一方で、ZINEで印刷するとなると、印刷範囲・紙の手触り感・コストなど、電子書籍では考えなくて良かったようなことも多々出てきます。
自分のオリジナリティを発揮するために、ZINE作り専門の書籍をいくつか読んでみることがオススメです。
作ったらどこで印刷する?
どこで印刷するというのが一番の考えどころかと思います。
印刷するとなるとコストや在庫のことを考えないといけないですし、もう売る場所が決まっている場合は納期のこと、他にもデザインや紙質など色々検討しないといけないことがあります。
地図子は今まで株式会社グラフィックさんと個人的に地図ラーさんに印刷をお願いしたことがあります。
そして他の同人誌にも奥付がついているので、皆さんがどこで印刷されたのかを確認することができます。
私の手元にあるZINEだと、冊子印刷工房さん、サンライズパブリケーションさん、スズトウシャドウ印刷さん、ちょ古っ都製本工房さんなど本当に色々な会社さんで印刷されています。
皆さんもホームページを覗いて、自分に合う印刷会社さんを見つけるのが良いと思います。
電子書籍を作ったときと比べて1点気をつけないといけないのが、一度印刷に出してしまうと誤字脱字を見つけても即修正できないことです。
誤字脱字をなるべく防ぐために印刷に出す前に他の方に校閲してもらったり、逆に誤字脱字を発見した後に訂正シールやお知らせの紙を挟み込んだりなどの対応を取ることもできます。
印刷物は永遠の誤字脱字との闘いなので、上手く付き合っていきましょう。
印刷したZINEをどこで販売する?
最後に手元に残る形でやっと届いたZINEをどう販売する?ということです。
ZINEを販売する手段としては大きく3つあると思います。
①ネットショップで販売する
→誰でもネットショップを開設できるので、一番簡単な販売方法です。
ただし、ネットショップへの誘導も自分で行う必要があります。
②イベントで販売する
→誰でも参加できるイベントと、個別テーマのイベントがあります。
誰でも参加できるイベントは一部抽選がある場合も。
個別テーマのイベントは、お客さんの興味関心が近いことが多いです。
誰でも参加できるイベント例→コミックマーケット、文学フリマ、おもしろ同人誌バザール、キチジンなど
個別テーマのイベント例→旅チケット、自分の周りのコミュニティのイベントなど
③本屋さんに置いてもらう
→特に個人営業の本屋さんだと、お店に置いてもらえる可能性があります。
他にもMOUNT ZINEさんのようにZINE専門店もあります。
ここまで読んできて、ワクワクしてきた方!
ZINE作りには実際の他の方のZINE、そしてZINEが売られている場を見るのが一番勉強になります。
そういえばちょうど東急ハンズ新宿店のおもしろ同人誌バザールで地図子の井戸ポンプZINE『井戸ポンプにまつわるエトセトラ』と『井戸ポンプを訪ねて三千里』も出品されていました!(堂々としたステマ!笑)
2/14(月)まで井戸ポンプ愛が溢れたZINEが2冊置かれているので、気になった方は覗きに行ってみてください♡
すべての人が組織や社会の中で自分らしく生きられるようにワークショップのファシリテーションやライフコーチングを提供しています。主体性・探究・Deeper Learningなどの研究も行います。サポートしていただいたお金は活動費や研究費に使わせていただきます。