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TAKIBI Vol. 4を開いたら、自分の本音のウェルビーイングを見つけるのは思ったより難しかった

ファシリテーター・ライフコーチのまなみです。
2024年8月3日、18日に「TAKIBI Vol. 4:北欧視察から見る、医療テックと生き方 ~縮小する日本社会でどう生きよう~」を開催しました。
今回は初めてVol. 0の過去参加者である、おっちゅうさんにファシリテーションをお願いし、視察中に見た北欧の事例を紹介していただきながら、参加者の皆さんと話すことができました。
ご参加いただいた皆さん、ご参加を検討していただいた皆さん、Peatixやstand.fm、このnoteをご覧いただいた皆さん、ありがとうございました!


今回の「北欧視察から見る、医療テックと生き方 ~縮小する日本社会でどう生きよう~」というタイトルは、最初の企画段階でつけたのですが、実際に一回目を開いてみて感じたのは、このTAKIBIは「ウェルビーイング」を考えることがテーマでした。

ウェルビーイング
身体的・精神的に健康な状態であるだけでなく、社会的、経済的に良好で満たされている状態にあることを意味する概念。


TAKIBI Vol. 4で実施したことは、単におっちゅうさんから北欧の最新事例を聴くだけではなく、そこから「自分のウェルビーイングってなんだろう?」というヒントをもらって言語化することでした。
なぜなら素晴らしいと取り上げられる北欧の事例は、北欧の人が北欧の人にとって良い人生とは何かを追求したものであって、私たち(日本人)にとって良い人生を追求したものではないからです。
おっちゅうさんの話にもありましたが、人口が少ない北欧諸国では生産性を上げるためにあるサービスをまったくやらないという状況も存在します。(スーパーで売り物のバナナを整理せずに、お客さんがちぎっていったまま放置するとか)ある人にとってはバナナの整理よりもっと大切な業務をやってほしいと思うかもしれないし、ある人にとってはバナナが清潔なところにないと嫌かもしれません。
ウェルビーイングの定義は国民性や個人の嗜好によって大きく変わります。しかし、北欧の人々は合理的な国民性の方が多く、北欧の人にとって何が幸せかを考えることに強みがあるのではと考えました。その力をお借りして、日本に住んでいる「自分(たち)」のウェルビーイングを考えてみようというのが今回の目的です。


「私にとってのウェルビーイングとは?」
「私のウェルビーイングのためにどう生きよう」
この二つの問いを突き詰めることは、思ったより難しい。


自分のウェルビーイングについて美しく言葉にすることはできますが、本当に心から納得していないと、自分の中で生じるギャップがどんどん広がってしまいます。
たとえ心から「いいな」と思っていることでも、他人にどう思われるかや、そういう生き方でお金がなくなるのではないかという不安が邪魔をすることもあります。
他の人のウェルビーイングの考え方を聞いて、「素敵だな」と感じることもあれば、「なんて非現実的なんだろう」と思うこともあるかもしれません。それだけ、人それぞれのウェルビーイングは異なるものなのです。
それでも今回は本音と建前に分けて、自分だけのウェルビーイングを言語化することに挑戦してみました。

奥田自身が今回言語化してみた自分のウェルビーイング。
「そうそう」と共感してくれる人もいれば、「これで成り立つの?」と懐疑的な人もいるのでは。


今回も職業や年代がバラバラの方に参加していただき、自分の常識が必ずしも他の人の常識でないことに少しずつ気づきながら、自分のウェルビーイングを言語化していきました。
最後に「自分にとっての『理』はなんだろう?」、「合意とはなんだろう?」「真のウェルビーイングのためには、自分が今まで積み上げてきたことを捨てるタイミングもあるのでは?」などの問いも湧いてきて、とても面白かったです。


参加者のみなさんからいただいた感想も共有させていただきます:

・登壇してくださった方のシェアに始まり、参加者の皆様の率直なご意見やご感想から、自分の中でたくさんの問いが湧いてきました。また、投げかけられる問いは、自分の中からは出てこないようなものが多く、こういうことを考えるのかという自分自身に対する気づきもありました。正直「ウェルビーイング」という言葉が苦手だったのですが、今回の時間を通して、言葉の捉え方次第であると感じ、自分がなぜ苦手だと捉えていたのかについて考えを深められたのは大きな変化だったように思います。
・実は皆、ねばならないから開放されてのびのび自分の能力をはっきりしたいと思っているのではないか?と感じました。
・医療関係はお医者さん、看護師さん、介護士さん、等々、人によって見え方も違うのかと思ったので、是非いろんな角度からのリアルな声が聞きたいと思いました。


今後も色々なテーマや形式でのTAKIBIを試していきたいと思います。
みなさんのご参加や、こんなテーマや形式があるといいななどの声もいただいて、一緒にTAKIBIをつくっていけるととても嬉しいです。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。



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