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【Λ世界線記3】反連邦政府デモの頻発、暗い未来 by八千田統威
今日もいつものように世思研(世界思想研究所)の真名方研究室で先生の研究を手伝ってた。
すると、スマホに通知が来た。pahooニュースの通知だ。
「大阪で反連邦政府デモ激化」
まただ。
最近、各地でこういうデモが起こってる。
一昨日は中国州の州都広島で、先週は南東北州の州都仙台で反連邦政府デモが起こった。
2021年に起こった「HPO文書事件」以降、2023年現在に至るまで、世界中で既存の政治体制に対抗する運動が盛んに発生してる。
日本連邦でもそういう運動が頻繁に起こるようになった。
特に中国州と南東北州では、民衆の後押しを受けて、反連邦政府の姿勢を明確に打ち出す州政権が誕生した。
そのため、この二つの州では反連邦政府デモが盛んに行われてる。
しかし今きた通知の通り、近畿州の州都である大阪でも同じような動きがあるそうだ。
今後、この国は一体どうなっていくんだろうか。
俺は今年新楼大学に入学した18歳。
暗い未来に生きることが確定している世代だ。
でも、暗い世界や混沌とした世界にこそ、俺みたいな底辺人間にとってのチャンスが転がってるという予感もあるんだ。
だから俺は頑張る。努力する。
‥‥そういえば真名方先生って、「HPO文書事件」を起こしたテオドーロ・ブレーデンと知り合いなんだよな。凄いよな。
でも、先生は彼についての話をしたがらないんだよな。
ま、内戦で散々な目に遭ったから、プレシアでのこと自体あまり思い出したくないのかもしれない。