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5歳と3歳のシティガールを保育園留学に連れて行った話

10月上旬、山形県西川町の保育園留学に行ってきました。
朝晩の寒暖差はありましたが、過ごしやすい季節!
地元の新米・くだもの(特にシャインマスカット)が美味しい季節でした。

私自身も群馬の山深い地域で育ったため、自分の幼少期を思い出すことも多く、地方はやっぱりいいな~と感じるところも多かったです。

■仕事や生活の様子

今回1週間の滞在で、日曜日チェックイン、土曜日チェックアウト。

日曜日はハロウィンイベントがあり、夫と子どもで楽しんできたようです。
町に住むほとんどの子どもが参加していたのでは…?とのこと。
私はその間にせっせと荷物の整理や、生活基盤の整え。

夫は有休、私は平日をリモート勤務にしていたわけですが「1~3日くらい休めばよかった」というのが正直な感想です。

3食自炊&生活に慣れない&車移動でないと不便(貸出はあるもペーパーのため運転せず)ということもあり、滞在中はほぼ宿舎にいる日々。

コワーキングスペースといった施設を紹介いただいていたのに、移動が億劫すぎて、どこにも行かず。地域の名所をまわるのもほぼ土日のみでした。夫婦そろってペーパードライバーなので、観光協会の方になにかと送迎してもらい、ご面倒をかけてしまったなという感じです。(快く引き受けてくださりありがとうございます…!)

夫は休みだったので地元での買い出しや観光、町長とのランチ、温泉(温泉は家族で行きました)など、それなりにリフレッシュしていた様子です。

個人的な気付きは、私がリモート勤務に向かない体質になっていたこと。
オンオフの切り替えがしづらく自律神経が乱れまくり、この1週間でかなり消耗してしまいました……。

広い園庭でリレーに参加する長女

◾️子どもたちの様子

・5歳長女:5日間皆勤賞!
・3歳次女:風邪を引き4日間登園(週半ばの木曜日に休み)

初日はドキドキ緊張して、涙なしで過ごせたようです。

長女は2日目、次女は3日目に朝スッキリ起きられず登園拒否!(案の定)
長女は洗濯し終わっていないクサイ服を着たがったり、次女はとにかく泣き叫んだりという状況でしたが、行ったら行ったで楽しんでいたようです。

担当の保育士さんが1対1でついてくれるので安心でしたし、子どもの荷物は着替えのみで、いろいろとご用意いただいたのでとても助かりました!
園の皆さんはニコニコと歓迎してくださり、ありがたかったです。

保育園は、東京で通う園の10倍はありそうなほど広く、雨の日でも園内でくるまや大型ブロック、ボルダリングなどでのびのび遊んでいたそう。

晴れた日には芋掘り、芋煮会、綱引きやリレーのアクティビティを体験させてもらったようです!(当日、おいもを大量にくださってビックリ)

長女は現地の子と手紙交換をしていて、子どもの適応力はすごいなと思いました。日々の連絡帳とともに、最終日には写真一式もいただけて、園で楽しめた様子がわかり、とてもありがたかったです!

姉妹でおいもほり

■費用

1週間プランで約18万円。この費用には預かり保育、宿泊、生活備品、Wi-Fi使用料などが含まれているようです。

これに加えて食費・日用品費、移動費、娯楽費などが追加され、トータル25万くらいかかっているかと思います。

とはいえ、消費的な旅行ではなく、現地の暮らし体験をさせていただいた実感があるので「経験を買う」という意味では、よい機会でした。

園内で遊ぶ次女。体育館並みのスペース

***

たった1週間なので、子どもたちに明確な変化があったかといえば、正直よくわかりません。

でも1度「いつもの生活」をリセットしたことで、メリハリがついたこともあるし、親も気分転換になりました。そして、初めての場所でも果敢に生活しようという子どもの生きる力に気付かされました。

個人的には「本当の豊かさ」を見つめ直す機会にもなっています。

時代の変化が主で、居住場所は関係ないのかもしれませんが、東京に帰ってきてみると、ヒト・モノ・情報が多すぎて、自分の足元を見て、ゆっくり考えさせる余地がないな~と感じるところがあります。

すでに満ち足りているのに「足りない!」と思わせる要素が多い。
マーケティングの仕事をしている自分が言うのもなんですが。

改めて、生活は必要十分なのだから、季節の移ろいや自然の摂理に身をゆだね、身軽に、慎ましやかに生きていけばいいんじゃないかと思っています。

子どもたちも、安全・安心なおいしい食事ができて、ゆっくり眠れて、自然と共存する生活さえできていれば、それでいいんじゃないかとさえ思う。

私が子どもに教えるのは暗記教育よりも生きる知恵なんだろうと気付きました。そして、何でも自分1人で独り占めするのではなく、みんなで分け合って、助け合っていけばいいことも教えてあげたい。

生きていくうえで、学校では教えてくれないこともある。
それを自分自身がきちんと理解して家庭で教えるんだと、「風の時代」の真髄がようやく腑に落ちてきました。

保育園留学は都市部→地方のニーズが多そうですが、山→海、内陸→島などとにかく今とは違う環境で暮らす体験ができるので、おすすめです!

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