何かに打ち込むことこそ、人生の幸福である。（サミュエル・スマイルズ）

【考えるヒント】
人間は、迷う。何をやるのが、一番良いのかと。自分にとって、一番合っているのは、何なのかと。しかし、その迷いは、ほとんどが解決しない。人間は何かをやらなければならないからだ。結局、何かをやることを強いられ、その強いられたことをいつしか、自分のやりたいことに重ね合わせて、それを自分の道にしていくのだ。

しかし、それでも、迷い続けるのが、人間だ。この道で行こうと腹をくくる人はなかなかいない。もしかしたら、偶然が重なって、自分の本当に合っている道が見つかってくれないか、と思っている。しかし、自分に「本当」に合っているものなど、「本当」に見つかることはない。

私たちは、思い定めることだ。この道しかないと。迷いを捨てて、この道しかないと全てを捨てて、一心不乱に歩むしかない。そこに、花が咲くようになるのだ。どんな花か。この道を選んでよかったと思える人生という花が咲くようになる。気づくことだ。今歩いている道こそ、すべてだと。

【考えるヒント・今日の言霊】
２０２２年１月７日（金）ＶＯＬ.５３６３　
作者：中土井鉄信（合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表）