自分の人生を生きよう。ある時は中心人物として、ある時は、脇役として。他人との共演をしっかりこなして、人生を生き抜いていくことだ。
われわれは人生という大きな芝居の熱心な共演者なのだ。(ハンス・カロッサ)
【考えるヒント】
人生を芝居に喩えたメッセージは色々あるが、大切なことは、自分自身がその芝居の主人公ではないかもしれない、と思えるかどうかだ。もちろん、自分の人生だから自分の芝居なのだが、主人公にいつでもなれるということではないのだ。
それは、連続ドラマのように、毎回毎回自分が主人公の立場ではあるが、その回の中心人物は、違う人間だったりするのと同じで、いつでも自分が中心人物になって、芝居を回しているようなものではないということだ。ここを誤解しないようにすることだ。
だからこそ、他人と上手く息を合わせて、芝居を盛り立て、その芝居のゴールに向けて進んでいかなくてはならないのだ。自分の意に沿わないと拗ねてしまう人がいるのが、それは、人生という芝居を上手く演じられないということだ。私たちは、自分の人生を生きよう。ある時は中心人物として、ある時は、脇役として。他人との共演をしっかりこなして、自分の人生を生き抜いていくことだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2021年8月26日(木)
VOL.5272
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表)