人間、皆それなりに醜いのだ。自分だけじゃない。醜い自分から逃げずに素直に生きて行くことだ。
無理をするな、素直であれ。(種田 山頭火)
山頭火は、自分自身を問い続けて、全国を歩いた。素直になり切れず、延々と歩いた。もっと違う自分がいるはずだと無理をした。しかし、無理をしても、この自分以外にはなれなかった。素直になれさえすれば、無理をしなければ、そのままで良いと思えば、全ては自分だと、頭では思えたが、心の底では自己嫌悪があったのだ。
山頭火が言うように、素直にありのまま、無理をせずに、生きて行こうとすること。出来ないかもしれないが、少なくとも、そう思うようにしたい。自分以外の自分には中々なれない。自分から逃げようと思って、自己変革を企てても、それは成長ではなく、逃げだ。だから、上手くはいかない。
自分から逃げている人は、人生を全うできない。自分から逃げるな。醜い自分で良いのだ。その醜さを自覚することだ。人間、皆それなりに醜いのだ。自分だけじゃない。自分から逃げずに素直に生きて行くことだ。