魚のリエットとセクハラ男

私にはたまに誰かが乗り移ります。くだらない妄想範囲で読んで下さい。

今日は五木ひろしさんが私に憑依します。

音の伴奏が入ります、ちゃ〜ら〜ちゃらっちゃー、ちゃっちゃっちゃらちゃらっちゃー

頭の中に曲が入ると、憑依します、神妙に立ち上がり、うたいます。

エアマイクを持ち『よっこはまっ　たっそがれっ、ホテルのぉこべやぁ〜』『口づけっ　残り香ぁ　煙草の煙ぃ〜』

いっきにボルテージがあがります

これだけでは分かるわけないので、本家のいつきひろしさんをYouTubeで見て下さい。

『あの～ひと〜は行ーって行ってしぃまった、　あの～ひと〜は行ーって行ってしぃまった〜』

私はカクカク気持ちよく、こぶしを効かせて歌います。

フィナーレです『もう〜よそのひと〜』　　

ありがとうございました。

心を込めて歌わせていただきました、とお辞儀をしていると、ふと、ひとけを感じ後ろを見ると

思春期で４年間お話ししてない息子と、私の存在をないものにしてる猫がいます。今年一番の恥ずかしい出来事です。

さっお魚のリエットです

ブリ　100g
クリームチーズ　50-80g
ディル　適量
新玉ねぎ　30g
塩　コショウ

①　ブリに塩をして焼きます。冷ましてる間に

②　新玉ねぎをみじん切り

ディルをみじん切り

③　フードプロセッサーで味をみながら撹拌。

完成です。
　
以前お話しした、問題児ばかりいる職場での、楽しいカオスな冷凍庫のお話です。

歳は60代ぐらいの、営業をされていた方が左遷させられて、冷凍庫に来る事になりました。

理由は女性社員に対する数々のセクハラです。

その方は男性の我々にはとても優しく、気さくに話しかけてくださるのですが、笑えない下ネタが多く、私は少し苦手でした。

私は紳士的な美しい下ネタは好きなのですが、生々しいのはかなり苦手。

女性の方に対してもセクハラ発言が多いので、私はますます苦手でした。

そのセクハラ男が、オマール海老の職場の御婦人にご好意をもち、彼は良かれと思い彼女にちょっかいを度々出していたので、彼女は上司に相談。

結果、セクハラ男はとても堅気には見えない年下の所長からお折檻を受けます。

彼は反省するかと思っていたのですが、数日後豹変します。（今思えば分かるのですが、いわゆるストーカーですね）

セクハラ男は工場中に（あの女は◯◯◯だ）（夜は◯◯◯だ）（若い男が◯◯だ）と罵詈雑言の張り紙をあちこちに張り付けます。

（当時はまだSNSとかストーカーとか浸透していなかったころ。）

皆さんが犯人はセクハラ男と分かっていますが、証拠がありません。

月日が立ち、セクハラ男が張り紙を貼り付けていたのを女性が見つけて捕獲されます。頭が悪いというか。。

運命にも偶然にも、その日たまたま私は会社を辞める日でした。

私はイタリアに行くお金が貯まったので、一ヶ月前に退職します、と会社にお伝えし、その日が来たのでお世話になった方々に挨拶回りをしておりました。

最後に堅気に見えない所長にご挨拶をするため、部屋の前でドアをノックし、『はいっていいよー』と言われたので、私は『失礼します』とドアを開けます。

部屋に入ると所長、会社の幹部数人、うなだれているセクハラ男が座っています。私は一瞬であっ、説教中だったんだと悟りました。

まずいときに来たなあと思いましたが出るわけにもいかず、

『長い間お世話になりました、ありがとうございます』と目を潤ませて伝えると

幹部数人、所長、セクハラ男性も目を潤ませながら『お疲れ様、イタリアに行っても頑張ってよ、イタリアから帰って来たら冷凍庫に来て、我が社の商品使ってよ』

『もし仕事が無くなっても江田島キッチン君、我が社に帰ってきなよ』と激励を頂きました。

私は感謝しかありません。

その言葉を聞きながらセクハラ男が感動して少し泣いています。

『ありがとうございます』とご挨拶をし、ドアを閉め数分立つと、所長と幹部数名がセクハラ男性に放つ怒号が、背中から聞こえてきたのでした。

ボナペティート♪