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遊びながら「非認知能力」を育む!~おもちゃインストラクターで博士(工学)のオススメ「おもちゃ」~①
私には6歳の子どもがいます。
結婚して13年して初めて授かった我が家の大切な宝です。
研究するのが仕事なので、子育てについても、色々と文献を読んだり、子育て経験がある友人に色々と聴いたりして、先行事例を集めて仮説と検証を行ってしまいます。
仕事柄、帰りも遅く、子どもと一緒に遊ぶ時間も少ないので、これから生きていく上で重要な「非認知能力」を限られた時間でも育むことができるようにと心がけています。
『「学力」の経済学』という本で、ノーベル 経済学賞を受賞した ヘックマン教授らの研究が紹介されているように、幼児教育において、これから重要になってくるのが、非認知能力といわれているからです。
我々が子どもの頃をはじめ、これまで日本の教育は、認知能力を重視していました。
簡単に言えば、認知能力とは、テストで数値化して評価できる能力のことです。例えば、計算力、言語力、IQ(知能指数)などがあります。
非認知能力とは、認知能力以外の能力全般のことであり、下記の8つです。
<非認知能力>
①自己認識:一度決めたことは、何があってもやり抜く根性がある
②意欲:何事に対しても、意欲的、主体的に取り組むことができる
③忍耐力:一度失敗しても、諦めずに何度も挑戦することができる
④自制心:目の前の誘惑に惑わされず、自らを律することができる
⑤メタ認知ストラテジー:自分の置かれている状況を客観的に分析、把握することが得意である
⑥社会的適正:組織の中では、リーダーシップを発揮し、まとめることが得意
⑦回復力と対処能力:意に沿わないことがあってもすぐに立ち直ることができる
⑧創造性:困難に直面した場合、自分で工夫しながら局面を打開するのが得意
拙著の中でも記していますが、「親である大人が非認知能力のことを理解しておく」ことが重要だと考えています。
そうすれば、子どもと遊びながら、非認知能力を育むことができるようになるからです。
更に、その精度を高めるために「おもちゃインストラクター」の資格も取りました。
そんな私が、大人も子どもと一緒に楽しく遊べて、子どもの非認知能力を育む「おもちゃ」を5つピックアップしました。
直ぐに買って遊べるように、Amazonで買えるものをチョイスしています。
下記の通りです。
◆ピタゴラス
知育玩具で有名なので、ご存じの方も多いと思います。
色々と組み合わせて立体的な構造物を作ったりしながら遊ぶので、非認知能力を高めることができると考えます。
◆ウノ UNO カードゲーム
数字や色を覚えたりするのを遊びながら助けることができます。
駆け引きをしたりするので、忍耐力や自制心、メタ認知や創造性、負けたりしても繰り返し挑戦することで、回復力と対処能力も育むことができると考えます。安価で場所も取らないし、大人も普通に楽しめるのが良いですね。
◆トランプ
定番のトランプ。子どもが数字を覚え始めたとき、「7ならべ」をすることで数字の大きい小さいを遊びながら理解したり、「神経衰弱」をすることでメタ認知を育んだり、様々な遊び方ができます。子どもの好きなキャラクターのトランプから始めると興味を持って遊ぶようになりました。
◆かるた
非認知能力もですが、ひらがなを覚えるのを助けてくれます。耳で聞いた言葉を文字で探す。意欲や忍耐力、メタ認知なども育んでくれます。
我が家の場合は、好きな絵本の延長上でかるたに誘うことができました。
◆スティックゲーム
赤、青、黄色と太さが違う木の棒を木の輪っかに立てておきます。
サイコロで出た色の棒を抜いていき、倒した人が負けというシンプルなゲームです。4歳くらいから遊べると思います。自己認識、意欲、忍耐力、メタ認知、創造性なども遊びながら育んでくれると考えます。
以上、今回は5つを紹介しました。
スマホやインターネット、AIなどが当たり前となった現代、そしてVUCAという先行きが見えない答えがない時代を生き抜いていくには「非認知能力」を持っているのと持っていないのでは大きな差が生じます。
だから、遊びながら「非認知能力」を育む!
幼少期の教育が一番コストパフォーマンスが高いとされているからです。
親の責任は重大ですよね。
少なくとも、この本を読んでおくことをオススメします。
◆中室牧子著:「学力」の経済学
また、拙著の方では、30種類ほどの遊び毎に各非認知能力を5段階評価で点数をつけた表やグラフも載せていますので、興味がありましたらそちらもご覧ください。
以上、少しでもお役に立てれば幸いです。
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拙著の売り上げは、ライフワークで行っている地方創生の活動等で大切に使用させていただいております。
私が、地方創生にも取り組んでいるのは、生まれ故郷が「九州における消滅可能性都市1位」ということを知ったからです。
また、少子高齢化と人口減少が進む中、「地方は、未来の日本の縮図であり、地方が変われば日本全体が変わる!」と考えています。国境離島で生まれ育ち、大阪、福岡、東京と多様な環境で経験を積み、医療、ハードウエア、ソフトウエアといった多分野での経験等を活かしたプロボノとして取組んでおります。もしよろしければ、お読みいただくことで活動へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。