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今日のYOGA。「まだまだあるチャンス/幼いわたし成熟した身体」
11/12
8:25。
何気なく
安楽座(あぐら)の姿勢で座っていると
すっと「後頭部」が後ろに
引けた。
ほんの数ミリ
鼻と後頭部(鼻の真裏)をつなぐ線が
平行移動したに過ぎないのだけれど
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それにつられて
肩甲骨まで正しい位置に
おりていったように感じたのだ。
「この頭の位置、心地いいな」と
しみじみとする。
ヨガを始めて7年。
ポーズをとる中で
これまでもこうした
「微調整」はなされていて
そのおかげで
整っていながら
楽でいられる姿勢
というものがありがたいことに
日々磨かれていっているように
感じている。
それでももう7年。
これ以上はないだろうと
期待することも
ほとんどなくなってきていた。
でもこうやって
まだまだそのチャンスはあるのだ。
ヨガの面白いところだなと思う。
11/13
18:30。
昨日の後頭部をちょっと
後ろに引くことの心地よさを
再現したくなり
ポーズをとる中で
意識的にくっと後ろに引いてみた。
ところが、
昨日とはなんだか違う。
ただ頭が後ろに引けただけで
気持ちよくない。
「そうか!
引ける瞬間って
やってくるものなんだ。」と
はっとさせられる。
身体のその他の部分が整えられて
気持ちも穏やかな状態にあって
初めて自然と後頭部が引けてくることに
じわじわと気づいていく。
自分の身体なのに
思い通りに動かないことの
もどかしさを感じつつも
身体も自然の一部であることを
思い出す。
例えば、植物も
お花を咲かせるタイミングや
実が熟すタイミングは
それぞれの草花の中での
条件が整った時に訪れる。
身体も同じで
タイミングがあるのだ。
これもまたヨガの面白いところ。
身体のことを上手に
わたしに伝えてくれるなと思う。
同時に「思い通りにしたい」とついつい
思ってしまうわたしは幼くて
ありのままの身体は
ずいぶん成熟しているように
感じられた日だった。
11/14
7:05。
後頭部が後ろに引けたことの
感動を引きずったままに
今日もヨガを。
その状況を
力づくならぬ頭づくで
作り出そうとした
昨日の反省をいかして
今日は頭の片隅に置きながらも
待つことに。
そして、
いくつかのポーズをとっていると
後頭部が自然と後ろに引けた。
「おー!」と小さく喜びながら
その状態を保っていると
またあらたな気づきがあった。
骨盤と太ももを結ぶ
「腸腰筋(ちょうようきん)」に
力が入り始めたのだ。
おなかの深いところにあるこの
「インナーマッスル」。
これの力がないと
後頭部が後ろに引けた
いい姿勢を維持できないようで。
頭とは遠いところにあるように
思えていたおなかの筋肉。
これが実は姿勢を保つ
鍵なのかもしれない。
11/15
ヨガの時間をつくれず。
それでも
「後頭部」と「腸腰筋」を
意識して過ごせたことはよかったなと思う。