見出し画像

昭和の時代を生きてきた方々の良い所…気持ちの強さや愛の深さは後世に伝えて行きたい/ばあちゃんの背中を見て学んできたこと

先ほども呟いた↓のだけど、私の両親は二人共に病からきた障害や精神的な病の持病を抱えている。



私の父は不自由な体を抱えながら、それでも自分のことは自分でできるので、自宅で父の実母(私からするとおばあちゃん・93歳)と二人で、ヘルパーさんに日常的に入っていただき、そして生活をサポートしていただきながら暮らしている。

そして過去に三度の精神科への入退院を経験している私の母はというと、実家のすぐ近くに彼女が気に入った老人ホームを見つけ、今はその施設で安定した状態で暮らしている。

だから私は、両親のことも気にしながら、93歳のばあちゃんのことも気にしつつこれまでやってきました。

(あ、でも実家のすぐ近所には親族一家が住んでおり、実家の見守りやサポートは彼らが日常的にしてくれているので、両親の一人娘である私は実家からは行き来するのに二時間ほどかかる距離感の離れた場所に住んでいますが、月に一〜二度ほど間接的な介護やサポートをしに通っているくらいで今は済んでいます。

だからいっとき両親の対応が大変だった頃に比べたら、今はとても楽になりました。感謝。)


そのばあちゃんはというと93歳とはいえ、これまで病気ひとつせずにやってきており、今も実家で不自由を抱える私の父と日常生活を送ってる。

だけど、どう考えてもばあちゃんの年齢も年齢だしこの夏はばあちゃん軽い熱中症になり、親族一同で

『父とばあちゃんを一緒に一時的に老人ホームへ入所(ショートステイ)させるか??』

って話も出た。ばあちゃんの体力が回復するまでの間だけの短期間。

でもばあちゃんはそれを頑なに拒否!!


『あたしゃね、施設に入って見知らぬところに行ってね、周りに気を使ってまで長生きしたいとは思わないんだよ。

だったらこの家で、じいちゃんとがんばって働いて建てて何十年も生きてきたこの家でね、死にたいんだよ。

そして◯◯(私の父の名前)と死ぬまでこの家であたしは暮らすんだ。』

by ばあちゃん


ばあちゃんはそう言った。




そうかいばあちゃん………………

そこまでいうなら承知!

承知した。



うん。

だから、これなんだよな〜と。


昭和の時代の人の気持ちの強さ、そして魂の強さっていうのかな?

私はそういうのをばあちゃんの背中を見て学んできたんだなあ………………長年。

そう思いました。


私はそのばあちゃんと、そしてもうだいぶ前に死んじゃったけれどじいちゃんと、現在40歳の私が20代半ばで結婚して家を出るまでの間、幼い頃からひとつ屋根の下で暮らし、彼らにもとてもかわいがって貰っていたので、なんというのかなあ………

時代は変わって行くし、それは止めることはできないけれど……………

こういう昭和の時代を生きてきた人達の気持ちの強さとか、愛の深さ、みたいなものは後世に伝えて行きたいなって思ったりするんですね。


時にはやっぱり、
「う〜わ〜………昭和世代の人の頑固さとか頑なさとか、ひと昔前のやり方を引きずっちゃってる感じとか…………ほんと勘弁して欲しい。」

とかね、正直にいうと思っちゃったりもします。

ばあちゃんの頑固さには介護やサポートをする側としてはこれまで何度も何度も頭を悩ませてきてますから。

だけど、だからと言って、

昭和のやり方=もう古い!!

とかじゃなくって、彼らの気持ちの強さとか忍耐力とかそういうポジティブな面は見習って、彼らの良いところは後世に伝えて行く、そして残して行くって私はしたいな、と思うんですね。

令和の時代…………「土の時代」から「風の時代」への転換期と言われている昨今だけれども。



あ、ええっと。

ちょっと今実家の介護対応でケアマネジャーさんと電話でやり取りをしていたんですけれど。

その女性のケアマネさんが、めっちゃくちゃに良い方でとても素敵な方で。「気持ち」でお仕事されている方なんですね。愛を持ってお仕事されている。

私がこれまで介護でしんどかったときも、彼女の存在にすごく支えて貰ってきたもんだから、今彼女と電話で話して嬉しくて興奮しちゃって、この記事を勢いで書きました!笑

とりとめのない話にも関わらず、最後まで読んでくださった方いらっしゃったらありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

マナヒロ
記事を読んでいただきありがとうございます☺️これからも真摯に文章を書くことを追求して行きます。よろしくお願いいたします!

この記事が参加している募集