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思春期の子育てと「借りぐらしのアリエッティ」。
私の娘は中学生。
彼女は、母である私の遺伝子を受け継いでいるってこともあるのか、クリエイティブな気質があるように私としては感じている。
娘が描くイラストや手芸作品を目にしたとき、
「これって……もはや売れるレベルなんじゃ……?」と私が感じたことは一度や二度のことではない。
そんな娘なのだけど約一か月程前から趣味で、とある楽器を奏でることにハマっている。
その楽器とは…………
「カリンバ」という楽器だ。
娘はある日突然「私これ欲しい!!」と言い出して、キッチンで家事に勤しむ私にスマホの画面を見せて来た。
「はいはい、何なに?」と洗い物をしていた手を少し休めて娘のスマホを覗き込むと、そこにはこのカリンバが映し出されていたのだった。
その娘の要望を聞き入れ、早速スマホでカリンバを夫がポチリとし、届いたカリンバを手にウキウキと最初に奏でる曲を決めようとしている娘の姿がそこに。
娘には何となくではあるけれど、母である私が、
「良い!これ好き!」と言っているもの=イケている、と謎に思い込んでいるような節がある。
それもまたかわいいのだけど。
私は、そんな娘の様子に気が付いた時には
「お母さんが良いって言ってるから、じゃなくってあなた自身はどう思う?」とそう聞くように心掛けているところだ。
そんなこんなもあってなのか、娘が念願叶ってゲットしたカリンバで最初に奏でることにしたのは、やっぱりというか何というか、彼女の母である私も好きな曲だった。
以前、私が一人カラオケに行ったときに書いた記事↓の中でも登場した、「My Heart Will Go On」だ。
やっぱり若者の吸収力、そして伸びしろってやつはすごい!といつも思う。
カリンバを手に入れて少し経った頃に、娘はこの曲を完璧に奏でることが出来るようになっていた。
そして今日になって、同じ曲ばかりを集中的に奏でることに飽き飽きして来たのだろう笑。
またまた娘は母である私にこう聴いて来た。
『ねえねえお母さん、今度は何の曲弾いたら良いと思う??』
私「いやいやだからさ笑、そうじゃなくって、
あなたが自分で奏でたい曲を選んだら良いんじゃない?」
そんな娘とのやり取りがあった。
娘はきっと、母である私が喜ぶ姿が見たいってのもあるのかもしれないなあ……なんてことも、今日は感じたりした。
私自身が子供の時そうだったからだ。
ただただ私の父や母が、笑って喜んでくれる顔が見たいって、そう思いながら生きていたことを今でも懐かしく思い出す。
で、結局娘がカリンバで奏でる曲の二曲目は、またまた母の私が「好きなんだよね~!」と言った曲に決定した。
それがこちらの曲↓
スタジオジブリ作品
「借りぐらしのアリエッティ」の曲だ。
私はこの映画が公開当初から好きだった。
なぜだかわからないけれど、子供の頃から私は「こびと」が好きだったのだ。そんなことからこちらの映画もツボで、思い立ったときにすぐに観たくってDVDも購入した。
見るものすべてが面白い!って感じでキラキラと生きる小人のアリエッティの姿がとってもかわいらしく、アリエッティの目線から見える世界、自然溢れる世界の描写にとても癒しをいただける映画だ。
そしてこちらの映画の中のもうひとつの曲、
こちらもとても良い。↓
私自身の定番ヘアースタイルもロングヘアーのポニーテールってこともあって、同じ髪型で、好奇心旺盛なアリエッティには親近感を感じている。
この二曲を聴いているだけで、サ~っと風が吹き抜ける、映画に登場するお庭の風景が脳内に浮かんで来て、自然を感じて体の表面がゾワゾワとする。
癒しを感じたいときにまたこの記事に戻って来たいと思うし、娘の成長も引き続き見守って行きたいと思った、そんな夜の出来事だった。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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