眼が合うこと
私は特別支援学校で15年働いています。その経験の中で、私が大切にしていること、実践の中で子どもと繋がれたなって実感した経験を書きたいと思います。
私(相手)をとらえているか?
前の記事で、特別支援の子どもたちは、「自分の世界」があり、その中で生きているのでは、と書かせてもらいました。
その子の世界に、私が入れてもらうまでは、本当の意味でその子に私が認識されたことにはなっていません。
たくさんお話しする子がいても、本当に私(誰でもよいのではなく、この私)と話をしているのか?目の前で同じ媒体でやり取りしているように見えても、本当は一人でやりとりしていて私がいないのではないか?
どうしたら、私を認識してくれていると分かるのか?
私は、その子の眼を・視線を大切にしています。特別支援の子どもたちと接する中で、「眼が合わない」と思うことが本当に多いのです。視線が移ろう。見ているようで、私の先を見ている。。どれだけ話かけてきてくれる子でも眼が合わない。
しかし、関わっていくうちに、ジッと眼が合う体験があります。「何この人」「もう一回やって」という視線。この時、私をとらえてくれた!その子の世界に入口に立てたかな!と思うのです。
たくさん犬がいて吠えていたら、ただの雑音でしか認識しません。けど、心地よい空気をまとって、寄り添ってくれるような眼で見守っている犬がいたら、おやっと思いませんか?
この「おや?」「なんかいる。」と視線が向くような犬になろうと、私は思います。笑
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