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塾に通ってはいけない子の5つの特徴

こんにちは。

富裕層向け個別指導塾で、生徒・保護者・講師を繋ぐ「受験プロジェクト・マネージャー」として100組以上の家庭をサポートしてきたマモ〜です。

生徒の学習計画立案から保護者の不安解消、講師との方針調整まで、受験に関わるあらゆる側面をトータルでサポートしてきました。

その経験を通じて感じたことは、塾は多くの子どもたちにとって学力向上の重要な手段ですが、すべての子どもが塾に通うべきというわけではない、ということです。

塾での学習効果を最大限に引き出すには、いくつかの前提条件が必要です。ここでは、塾に通う前に改善すべき5つの特徴について詳しく見ていきます。 

1. 受け身な姿勢・主体性の欠如

成績が伸びる子には、ある共通点があります。彼らは事前に解決したい問題をリストアップし、具体的な質問を準備して塾に臨みます。

「自分はここまで考えて解こうとしたけれど、ここから先が分からない」というように、自分の思考プロセスを明確に説明できるのです。 

一方、受け身な子は問題の準備をせず、先生の解説を黙って聞くだけです。これでは個別指導の利点を活かせず、集団塾と変わらない効果しか得られません。

成績の良い子は、先生の解説で分からないところがあれば適宜質問をし、自分の解釈が合っているかを確認します。

受け身な姿勢を改善するには、授業で何を解決したいのかを明確にし、自分一人でどこまで理解できたかを言語化する習慣をつけることが大切です。

分からないことは積極的に質問し、主体的に学ぶ姿勢を養いましょう。 

2. 自分で勉強ができない

この特徴は非常に致命的です。例えば、中学1年生の教材を与えられても、「習っていないからできない」と言って手をつけない子がいます。

しかし、成績の良い子は違います。彼らはテキストを読んで自分なりに試行錯誤し、問題に取り組みます。

自分で勉強する習慣がない子は、授業を受けても内容が身につきません。

いくら良い授業を受けても、その後の復習がなければ定着しないからです。改善するには、テキストを見て自分で試行錯誤する習慣をつけることが重要です。

分からない問題があっても、すぐに諦めずに解説を見て理解しようと努力することが大切です。

3. ネガティブな言葉(DM言葉)をよく使う

「でも」「だって」「どうせできない」「無理」といったネガティブな言葉をよく使う子は要注意です。

言葉は思考に影響を与えるため、こういった言葉を使い続けると成長が妨げられます。

成績が伸びる子は、「どうやったらできるかな」と前向きに考えます。難しい問題に出くわしても、「これは無理だ」とは考えません。

言葉遣いを変えることで、思考も前向きになり、学習効果が上がります。 ネガティブな言葉を使う習慣を改善するには、意識的に前向きな言葉を使うよう心がけましょう。

「どうやったらできるか」と考える習慣をつけることで、問題解決能力も向上します。

 4.学習習慣がない

学習習慣がない子も塾に通うべきではありません。なぜなら、集団授業であれ個別指導であれ、授業を受けただけでは内容が身につかないからです。

効果的な学習には、以下のサイクルが必要です。

1. 授業を受ける
2. 授業内容を復習する(解説された問題を自分で解き直す、または解法を他人に説明する)
3. 演習(宿題)をして考え方を定着させる

理想的には、授業前に予習もすることです。このサイクルを通じて初めて、授業が活きてきます。

学習習慣を身につけるには、まずこの「授業→復習→演習(宿題)」のサイクルを日常的に行うことから始めましょう。

可能であれば予習も取り入れ、より効果的な学習サイクルを確立することが大切です。 

5. 目標や目的意識の欠如

多くの子どもたちが塾に通っていますが、なぜ通っているのか、何を達成したいのかを明確に意識していない子どもも少なくありません。

単に親に言われたから、友達が行っているからという理由で塾に通っている場合、学習効果は限定的です。

成績が伸びる子どもたちには、明確な目標があります。例えば、「第一志望の高校に合格したい」「苦手な数学で80点以上を取りたい」といった具体的な目標を持っています。

このような目標があることで、日々の学習にも意味が生まれ、モチベーションが維持されやすくなります。

目標や目的意識がない子どもは、学習の意義を見出せず、ただ漫然と授業を受けるだけになってしまいがちです。

これでは、たとえ良質な指導を受けても、その効果を最大限に引き出すことは難しいでしょう。

目標や目的意識を持つためには、まず自分の現状を正確に把握することから始めましょう。

苦手な科目は何か、どの分野が弱いのかを明確にし、それを踏まえて具体的な目標を設定します。

短期的な目標と長期的な目標の両方を持つことで、日々の学習にも張りが出てきます。

結論

これらの5つの特徴—受け身な姿勢・主体性の欠如、自分で勉強できない、ネガティブな言葉の使用、学習習慣の欠如、目標や目的意識の欠如—が顕著な子どもは、まずこれらの点を改善してから塾に通うことをお勧めします。

塾は魔法の杖ではありません。子ども自身が学ぶ姿勢を持ち、効果的な学習習慣を身につけ、明確な目標を持ってこそ、塾での学習が実を結びます。

これらの改善に取り組むことで、塾での学習効果が大きく向上し、子どもの成長につながるでしょう。

塾に通う前に、まずはこれらの基本的な学習態度を養い、明確な目標を設定することが、長期的な学力向上への近道となるのです。

子ども自身が学ぶ意義を理解し、主体的に取り組む姿勢を持つことで、塾での学習はより効果的なものとなり、大きな成長につながるでしょう。

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