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【生命力の要・腎臓ケア】手にある全身につながる流れ“腎気脈J”
おてて薬師堂です
今回の手のツボ図鑑は「腎臓」についてお伝えします
肝腎要の腎臓は生命力の最後の砦をつかさどるので
人間という生き物の誕生~成長~老化のプロセスに密接にかかわっています
ですが、現在、腎臓は各臓腑へ色々な伝達をしていることなどがわかってきていよいよ腎臓の漢方的な大切さも認識されてくるのかなと、期待しています
前回の記事では「膀胱」を取り上げています
腎臓と切っても切れない関係ですのでこちらも是非お読みください
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腎気脈「J」はここ
ちょっとした特徴として、手の甲側から始まり手のひら側に入ってくるというのがあります。腎気脈の特徴です
小指とおや指の先=足先からはじまり上行してお尻を上がって股関節から体の前面に入っていきます
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腎気脈のツボ「J3」にトライ
J3は腎気脈の中の「命穴」なので、腎のケアはまずこのツボからトライしてみましょう
「爪先押し30秒」を何度か繰り返してみて、痛くなければ腎が元気なのかもしれないです。段々と痛くなってくるかたは腎がお疲れかもしれません
命穴の詳しい効能は「代表的なツボ」をご覧ください
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(第一関節上)
腎の衰えはどのように現れる?
五行説による「腎」は水を主る臓であり
衰えると耳、骨、髪に現れ、恐れやすくなります
腎は、冬の季節に黒いものや海産物を食べることで養うことができる
といったことが五行説のこの表から読み取れます
付け加えると、「誕生」「発育」「生殖」「エイジング」の要です
これらは「精」や「気」がレベル段階によって不足したりきちんと仕事をしてくれないとと成り立たないと考えているのです
生まれてから死ぬまで「生きるというクオリティー」を左右しかねないのが腎です。これはケアしておかなくてはならないですね
こういった考えから、上記の画像右上にもあるように
「気の不足 精力減退 高血圧
腎炎 腎結石 腎不全 浮腫
生殖器疾患 腰痛 アレルギー 耳 目 鼻 咽頭炎
など」は腎の衰えやトラブルが原因で起こりやすいとされています
目、鼻、咽頭炎は関係がなさそうに見えますが、腎気脈が通過する場所に存在するので、腎のトラブルとして現れることもあります
足腰を冷やして喉風邪をひいてしまったりしますので。
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代表的なツボ(高麗手指鍼講座より)
①J1(腎泉):腎気脈の脈気が湧き上がる井穴である。五行では木の性質を持つ。 腎の病勢が強いときに用いたり、尿の出を良くし、咽喉・扁桃腺炎にも効果がある。心臓の衰弱や救急時にも用いる。
②J2(腎榮):腎気脈の滎穴である。五行では火の性質 を持つ
舌の疾患と排尿障害等にも良い。全身 に生じる神経痛、腰痛、頭痛にも効く。
③J3(腎注):腎気脈の兪穴である。五行では土の性質を持つ。また腎 気を調節する命穴でもある。足関節痛、腎虚の諸症状、心臓病等を 治す場合に最も効果的な要穴である。
腎臓病の必須穴、腰痛、精力減退、腎炎、足首が痛い、生殖器疾患、小便異常
④J5(腎水):腎気脈の経穴である。金生水の性格を持ち、腎に補の刺激を与える場合によく用いる。
⑤J7(陰水):腎気脈の気が臓腑に入る合穴である。五行では水の性質を持つ。身 体の寒熱を調節する時に必要な穴である。上気・上衝、(のぼせ)膝関節痛、 高血圧等を治す時に非常に効く穴である。
⑥J23(水門):腎気脈の募穴で、腎の陰気がすべて集まる所である。腎臓病にはすべて応用される
まずは気脈に沿って触って、ツボ(反応がある場所)を探してみてください!
手は常に、持ち主のあなたに直接語り掛けている・・・はずです^^
最後までお読みいただきありがとうございます
ツボの解説などは少し難しい部分もあったかと思いますが、
皆さんと一緒に手のツボを押しながら掌活を学ぶ「掌活Zoom」で
解説をさせていただくことにしました
色々な情報であふれかえっている中、「良いもの」であっても、
自分にとって必要かどうかを見極めるのはなかなか難しいのではないでしょうか
ちょっと誰かに相談してみるだけで、意外な視点があったりするものです
そのようなサードスペースにもなったらいいなと思っています
もちろん、二歩目三歩目と進みたいという方には全力でサポートできるようにしていきたいと思っています
次回も是非ご覧ください
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