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夫婦でお金の歴史を学んできた話。

昨日、晴れの日を待ってるよ〜なんて書いたものだから、早速天気が答えてくれたようでよく晴れた一日となった。お天道様、ありがとう。

今朝、起き抜けに夫から「散歩をしないか?」とお誘いをいただいたので、二つ返事でOKし家から東京の下町と呼ばれている地域を目指してトコトコ歩みをすすめる。(付き合った当初から2人とも歩くことをあまり苦に思わないので、とにかく歩く)

中田敦彦のYoutube大学で歴史にも興味を持ち始めた夫は、歩きながら「ここには昔〇〇があって…」「あれは○○が書いた文字で…」とか雑学を交えて話をしてくれる。私自身、もともと歴史が好きなので聞いてて楽しい。

小一時間もすれば下町を堪能できたので、ぼちぼち歩いて帰ろうと家を目指してトコトコ歩き出す。

トコトコ途中、信号にひっかかった時にふと周りを見渡すと、一本奥の通りに重厚かつモダンな建物が見えたので、「あれは何なのか…」と調べたところ、日本銀行金融研究所貨幣博物館とGoogle Mapに表示されているではないか。

「これは行くしかない!」ということで、寄り道をすることに。(ちなみに見かけた建物は日本銀行だった。)

あっちゃんのお陰で、美術館とか博物館とかになかなか興味を示してこなかった夫が自ら「行こう!」という日が来るなんて、、、感謝である。

貨幣博物館の所蔵資料の中核となっているのは、古貨幣収集家・研究家であった田中啓文氏(1884~1956年)が収集した銭幣館コレクションです。田中啓文氏は、わが国の古代から近代にいたる貨幣だけでなく、中国を中心とする東アジアの貨幣や、貨幣に関するさまざまな資料を収集していました。これらの資料が展示・保管されていた博物館が「銭幣館」で、1944年、戦火による喪失を避けるため、収集資料は日本銀行に寄贈されました。

感染予防対策として体験展示等の一部は中止になっていたが、田中氏のコレクション率の高さに圧倒されるほど、常設展示の内容が充実しており大変満足である。

「こんな早くから金貸しという職業があったのか!」とか「初めて造幣されたお札の肖像は女性だったのか!」とか、貨幣を巡る歴史は非常に興味深かったので、歴史が好きな方はぜひ一度訪れてみてほしい。おすすめです。

あと、来館前もしくは来館後にあっちゃんの紙幣の歴史を観るのも個人的におすすめである。私たちは帰宅してから観たのだが、二重に楽しめた。

目的のない散歩の帰り道でも楽しめるって今日はなんてお得な一日なんだろう、と博物館を後にして家を目指して歩いていると、少し歩いたところにポツンとおじさんの銅像が立っていた。

「この土地の守り神かもよ〜笑」と話しながら近づいてみると、銅像の下に渋澤栄一と書いてある。

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お金の勉強をしてきた帰り道に、次の一万円札の肖像になる人物と会えるとは!夫と興奮しながら、人知れず立っている渋澤氏と写真を撮影した。

向かいから来た数人のグループも半分訳もわからない様子で写真を撮っていたので、彼らにも貨幣博物館を勧めれば良かったな。笑

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まみー
「note」を書くための糖分に変わります。