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「僕らの夏が、何度でも巡ることを願って。」

どーも🌟真美です(*^▽^*)

暑い季節が巡ってきましたね。
私は、この「夏」と言う季節が、すきです。

「海」、「炎天下」、「夏休み」、「花火」、「浴衣」、「プール」、「遠雷」、「家族旅行」、「西瓜」、「向日葵」……。

どこか1つでも心響くワードがあれば、きっとどこかに素敵な思い出や、憧れや、想いがあるんだと思います。


◆退屈な毎日なんて存在しなかった、あの夏の日々

夏になると思い出すのは、母方の祖父母に、海に連れて行って貰ったことです。

お盆近くになると、本家である母方の祖父母に約1週間滞在します。
そこで親戚一同が集まり、色々と団欒する。そんな様子をよく目にしていました。私も挨拶をしたり、妹、弟、いとこたちが揃うと、一緒に遊んだりしました。

今思うと、自分の世話焼きな性格は、この時に培ったものだと思います。
いとこたちが5歳~10歳ほど離れていたため、行く度に毎回、保育園状態で、いつも私の近くにはちびっ子たちで溢れていました。

背中と膝元と両脇にべったりなちびっこ達と、「となりのトトロ」を10回くらい見たのを覚えています🍀

(何で小さい子って同じアニメを何十回でも見れるのだろうか・・・)

そして、祖父母が元気なころは、全員で海に連れて行ってくれました。

今のような焼き付けるような、カンカン照りのような暑さというよりは、程よい日焼けできるような暑さだったような気がします。
思えば、麦わら帽子は被っていたけれど、昔は今ほどの灼熱すぎる暑さではなかったと思います。温暖化の影響でしょうか。

海に行くと、まずは両足を波につけます。
ちょっとあの持っていかれそうな「さ~っ」とした感覚が、何とも言えなかったことを覚えています。

いたずら好きな祖父は、ギャン泣きする弟や妹たちを波に連れて行こうとしたり、それを見た母が怒り、私はその横で、貝殻やシーグラスを沢山見つけるのが好きで、よく波がきてびしゃびしゃになっていました。ニコニコしている祖母はタオルを持っていてくれます。

満潮になるまで、真っ黒になるまで遊んで、家にもどったら全員でお風呂!
砂だらけの身体を大騒ぎしながら洗います。
そして、髪の毛を乾かし、アイスを食べて、スイカを食べて全員でお昼寝をする……。
エアコンが無くても、扇風機があれば平気でしたし、夕方になると風が涼しくなってきます。目が覚めると、タオルケットがよくかかっていて、顔に全員、畳の跡がついていました。

夜はまた、いとこたちが全員集合して、今度はお庭で花火!
「花火をしていると、煙で虫が逃げていくから、いいわね。」と、よく大人たちが話していました。
小学生~中学生の時が1番花火をやりました。
昔から、花火は、見るものではなくて、自分たちでやるもの!そういう印象でした。
大人になってから、鑑賞するという楽しみを知りました。

1週間滞在していても、飽きることなく、毎日が過ぎていくのが楽しく、あの庭や、畑や、木や、道路が全部遊び場でした。

そして、今は亡き2階の叔父の部屋が、私の居場所でした。

実は晴れていると2階からも、遠くの方に海が見えます。

それを見るのが好きで、私はよく2階のベランダから外を見ていました。
今でも、私にとっての海は、2階のベランダから見える「あの海」なのかもしれません。

遠くにいる船まで見える。そんな海が見える2階のお家。

◆何も知らないままでいた、あの夏を何度でも思い出せるなら。

私が高校生になると、次第に祖父母の家に泊まる機会が減っていきました。

私たちが大きくなるにつれて、学校行事、部活、母がパートを始めたりと、何かと忙しくなったためです。
それに伴い、本家であった母方の祖父母の家にも次第に人が寄り付かないようになっていきました。

今だからこそわかりますが、毎年お盆に集まれたのは、私たちが子供だったからなんだと思います。

「孫を見せる為。」という理由で、大人たちは集まり、「いとこたちと遊べるから。」という理由で、近くに住んでいる親戚も子供を連れて集まります。そういった連鎖があの賑やかさを生んでいたのだと、わかるような年齢になりました。

ある意味、子供が小さいうちしか出来ないことだったんだなぁと今は懐かしく思います。

祖父や、叔父が亡くなり、家をリフォームして、今、祖母が住んでいる家は、半分は茨城では珍しい台湾カフェになっています。

台湾カフェのメニュー☆彡尊敬する叔母の経営するカフェ。昔から料理上手で本格派で、多彩な方で、カフェも素敵♪♪そして、美味しい(*^▽^*)

しかし、2階の景色は変わらずで、たまに行くと、今でも海が見えます。

私の育った場所を、どんな形でも残してくれているのは感謝しかありません。

この場所に来ると、いつも賑やかだった、あの時の夏に戻れるような気がします。
そんな場所があるということだけでも、凄く嬉しく思います。

変わったのは自分。
そして、あの時は何も知らなかったから、あんなに毎日が、冒険のように、小さなことでも楽しかったのかもしれない。
成長しても、いつでも、童心に戻れる自分であり続けたい。

今でも、そう思います。

それでは、本日はこの辺で🍀

君が僕にくれた日々はどんなだったか
いつの間に暮れた空を恨むくらいで
「変わりたい自分がまだ君の中にいるのなら、
飛び出してみてよ、汗だくになって走ってみてよ」

*Luna - 僕らの夏はまた巡って (Our Summer Will Come Again) feat.IA


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