ドカドカうるさいロックンロールバンドたちのこと。
最近職場に入ったひとのラインのアイコンが、中学高校時代にわたしが大好きだったバンドのボーカルの今の姿だったので、会ったらこっそり聞いてみよう!って思ってた朝に、電車で読んだのがこの記事だった。
で、この記事のなかに、この記事があった。
やすこさんが1年前に書かれた記事。
1年もの間、わたしがこの記事を読まないで暮らしてたことが残念に思うような、でも、今読みたかった!読むべきときに読んだ!って気もしたりして。
この記事の素晴らしさは、読んでいただければわかるので、言いませんけど、そこに懐かしい名前がたくさん書いてあって、興奮したんです。朝の電車で。
で、職場に行って、そのアイコンの人と、また興奮しながら昔のバンドの話をして。
なんか今、頭の中にいろんなバンドの名前がぐるぐるしてます。あれもこれも!あれはなんて名前だっけ?とか。
その頃わたしが買ってた音楽雑誌は、B-passや Guts!やアリーナ37℃とか、ロッキンオンよりももう少しアイドル誌に近い感じのでした。
そういえば、専門学校で習った技法を使ってバンドのイラストを描いて、何度か掲載されたこともありました!若気の至り!
そこに載ってたかっこいいバンドたち。
ARBや、ルースターズ、ストリートスライダース、レッドウォリアーズ。子供ばんども好きだったな。小山卓治とかSIONとかも。
ユニオン!ユニオン!って叫びながらこぶしを振り上げてたかと思えば、だるそうにタバコ吸いながら弾いてるギターに痺れたり、あんたはまだまだ子どもだよー!!とか意味ない言葉を心地よく聴いてたり、優しい声やしゃがれ声にグッときたりしてた。
結局いつでもいちばんは清志郎だったけど、10代から20代前半のわたしのまわりには、かっこいい音楽がたくさんあった。
こないだテレビで、年代別グッときた歌詞!みたいなのやってたけど、なんか、この歌詞!この言葉!とかだけでは語れないなあって思いました。
意味のない繰り返しの言葉や、筋の通ってないストーリー。それの懐の大きさ?そんなのに包まれてた気がします。聴く側がどう受け取ってもオッケーだし、なにも受け取らなくても一緒に歌ってハッピーならいいじゃん?みたいなね。
ロックって、勉強できないひとたちのものっていうか、だめなひとたちの味方っていうか、小難しいことじゃなくて感覚よ感覚!ね?みたいな感じだったじゃないですか?
だからね、評論家みたいたひとたちが、あの歌詞がどう、あれはこんな意味があって、とか言ってると、なんかねー。しらけた気持ちになるよねー。
なんて、わたしだけかな。笑
ヒロトが叫ぶ、「がんばれ!」が、予備校のCMに使われてたりするけど、あのがんばれはそういうんじゃなくて、だれにもがんばれって言ってもらえない、だれにもわかってもらえないキミに、ヒロトだけの「俺が言ってやるがんばれ」でしょ?
なんて、劣等生だったわたしは思います。
やすこさん、いろいろ思い出させてくれてありがとう!