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【自己紹介】私のやってること&なぜ音楽家専門のカウンセラーを始めたか

こんにちは!

音楽家専門心理カウンセラー&マリンバ奏者の野元麻美(のもとまみ)です。


九州の端っこで


・演奏活動
・レッスン
・音楽をする人のためのメンタルケア


をさせていただいております。


シーズンによってそれぞれの仕事の量は変わりますが、大きく分けるとこの3つです。演奏活動・レッスンについてはホームページに詳しく書いてありますので、ご覧いただけると嬉しいです。


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<プロフィール>
5歳からピアノ、13歳から打楽器を始める。鹿児島県立松陽高等学校音楽科を卒業し、平成音楽大学へ特待生として進学。在学中から、演奏活動を開始しデパートや公共施設などでの演奏を開始。CM曲やCDなどのレコーディングに参加。20年以上悩んだあがり症をカウンセリングで克服したことをきっかけに、2017年より音楽家専門の心理カウンセラーとして活動を始める。これまでに中間貴子、関修一朗、小森邦彦、神谷百子の各氏に師事。LAGBAG MUSIC TOGOマリンバクラス講師。みやまコンセール協力演奏家。心屋認定カウンセラー


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音楽家専門で心理カウンセリングをしてるって、まだなかなか珍しいと思うので、始めることになった経緯をお話しさせてください。


幼児向け音楽教室で楽器デビュー

私が音楽を始めたのは5歳でした。通っている幼稚園にカワイ音楽教室が入っていてそこに通い始めたのがきっかけです。

そこから辞めることなくピアノを続けていたんですが、中学生のときに入り、吹奏楽部で担当になった打楽器にどハマり。

「打楽器ってリズムだけだから、めちゃ簡単!!」(実際はリズムだけではないですけど。笑)

当時ピアノのレッスンでは結構難しい曲を弾いていたので(ずっと習っていると自動的にそうなりますよね)、ピアノに行くのがだんだんめんどくさくなり、結局レッスンは辞めちゃいました。

そこからは、音楽高校→音楽大学 と進学して音楽づくし。中学・高校では吹奏楽部で青春を過ごしました。高2の時には普門館にも行くことができ、バリバリの吹奏楽少女でした。(今でも吹奏楽のレッスン大好き)



上手く弾きたいのにできない・・

5歳から何かしらずっと音楽を続けてきた私ですが、完璧主義で臆病な性格だったので、しだいに人前で演奏するのが怖いと感じるようになりました。

特に音楽高校に入ってからは、実技試験の度に点数とクラス内の順位がついていたので、私のなかで音楽が「他の人と競うもの」になっていました。

うまくやらなきゃ!もっともっと!完璧に!
練習したことを100パーセントできるようになりたい!

そんな気持ちが空回り、プレッシャーを感じながら楽器に向かっていくうちに、

本番ではいつもプチパニック 状態に。

本番中何を弾いているのか訳が分からなくなり、完全に「筋肉の記憶」に頼って演奏しているので、どこか音楽と自分が切り離されているような感覚がありました。

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音大時代は「メンタルのことって誰に相談したら答えがもらえるのかな?誰か専門の人がいたらいいのにな・・」そう思いながら過ごしました。

「緊張するのは練習が足りないからだ」そんな言葉に疑問を持ち始めたのもこの頃です。

特に辛かったのは、音大を卒業して働き始めたとき。

「音楽を仕事にしてるのにこんな調子でいいはずがない・・」
「私が指導なんかしていいんだろうか・・」

そう思いながら、気持ち的には結構ギリギリのところで働いていたのを覚えています。

まあ、今思うと何にでも完璧を求めすぎて自分を追い込むことが練習だと勘違いしていた私の性格&思考が原因だったんですよね。ど真面目すぎて、自分でも身動き取れなくなっていたんです。笑


カウンセリングってなんで効くの?

あがり症の苦しみをどうすることもできないまま、どんどん月日は過ぎていきました。なんとか気持ちをごまかしながら音楽の仕事をやる日々。

その頃には「音楽は大好きなのに、きっと一生あがり症だし、他の人みたいに心の底から楽しむことはできないんだ」と、諦めの気持ちが生まれていました。

そんな中、プライベートで本格的に心の健康が損なわれるようなことが起こり、カウンセリングをオンラインで10回ほど受けることに。

なぜオンラインにしたかというと、家から出られないほど体と心が弱っていたからです。ネットで調べて、オンラインでセッションをしてくれるカウンセラーさんを探しました。

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カウンセラーさんとお話しするごとに、自分の心が軽くなっていることを感じ、スッキリしていったことを今でもよく覚えています。

なんでそんなに私の心の中のことがわかるの?!

毎回毎回、目から鱗。

ある日、カウンセリングが終わってすぐに、気分転換に電子ピアノで好きな曲を弾ひたんですが、なんだか体の力が抜けていて、いつもよりすごく演奏をしやすくなっていることに気付いたんです 

「あれ?!楽器ってこんなに楽に演奏できるんだ!今までのは何だったの?!」

「なんでこんなに演奏がやりやすくなるんだろう?!なんでこんなに心がスッキリするんだろう?!演奏ってこんな感じでいいの?」

今までの価値観がひっくり返るくらいの体験でした。


カウンセリングは私にとってとても効果的で、今まで自分が自分を責めすぎていたことや心が拗ねて卑屈になっていることに気づくことができました。

自分らしい演奏のきっかけをカウンセリングで掴めたわけです。


謎解きしたいから学ぶ

カウンセリングっていうものは、なんでそんなに人の心を癒すことができるのか。

その謎解きをしたくなった私は、まだ心と体が完全復活する前にスクールに通うことを決め半年間京都のスクールに通いました。(今思うと、頑張りすぎ。笑)

そして

「こんなに効果のあることなら、音楽をやっている人の役に立てるはず!」

と、音楽をしている人向けのカウンセリングを始めたというわけです。

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練習が足りてないからメンタルが弱いのではない

本来ののびのびとした「自分らしい音楽」から外れ、自分の在り方と違った方向に進んでしまうと、音楽そのものを嫌いになってしまうことがあります。

私はそうでした。

演奏活動がしんどく感じたり、辞めたくなったりするのを音楽のせいにしていましたが、本当の問題は私の心の中にあったんです。

私はカウンセリングを受け弱い自分・ダメな自分を認められたことで演奏を心の底から「楽しい〜!!」と思えるようになりました。

これは、ただ練習をひたすら頑張ることでは得られなかっただと感じています。

一流のスポーツ選手にはメンタルトレーナーが当たり前についているようにこれからは音楽家も 「心のケア」をしっかりしていく時代。

メンタルのことで思い悩むのは、決して練習が足りてないからという理由だけではありません。

特にお伝えしたいのは、長年引きずっている「あがり症」の根本原因は音楽以外のところにあることが多い ということ。

音楽以外にある根本原因って何かというと、小さい頃の家庭環境などでいつのまにかできあがった

「どうせ私はダメ・・」「どうせ報われない・・」

と言った 拗ね・心の偏り 。

・人の目が気になって自分らしい演奏ができない
・音楽が好きなはずなのに演奏が辛い
・音楽が好きかどうかわからなくなってしまった
・ちょっとした演奏でもすごく緊張してしまう
・色々試してみたけどずっとあがり症が治らない
・ネガティブな自分が嫌い

自己否定マックスで、周りと比べては落ち込んで、何をやっても満足感がない・・

そんな状態だった私が今は本当に楽しく演奏をできています。カウンセリングを受けたことで心に冷静さと楽しさが戻ってきた感じです。


メンタルの不安ってあんまり人に言えませんよね。でもこれからは堂々と音楽的な面を育てるのと同じように自分の心を育てるという意識を持っていいと思うんです。

2017年に音楽をしている人向けのカウンセリングを始めて、最初の1年くらいはお申し込みゼロでした。

毎日こつこつブログ(当時はアメブロ)を続けて発信したり、LINELIVE無料オープンカウンセリングを続けたことで少しずつご相談をいただけるように。


今は

「音楽をする人のための心のレッスン」(個別カウンセリング)

音楽をする人のための心のレッスン野元麻美インスタ



「オンラインカウンセリングルームlargo(ラルゴ)」

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「読むだけカウンセリング」(note定期購読マガジン)

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の3本立てでみなさんの音楽生活をサポートしています。

私のミッションは、メンタルに不安のある音楽家さんが自分に優しく等身大で演奏をできるようにお手伝いすることです。

もっとカウンセリングをする側の人も増えるといいなあと思っています。

最後までお読みくださってありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



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音楽をする人のためのメンタルケア/野元麻美
メンタルの悩みを一人で抱える音楽家さんのサポートをもっと広めていきたいと思っています。ぜひサポートをお願いいたします。

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