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ゴキブリを描く練習

ゴキブリがうまく描けなくてお困りの方は多いと思います。私もその一人です。

「ゴキブリをうまく描けない!」
悩んでいたある日、目の前にゴキブリが現れました。
が、私はつい、イラストそっちのけでゴキブリと遊んでしまい、ゴキ画力アップには至りませんでした。

ゴキブリと遊べたので後悔はありません。しかし今日はゴキブリもいないことだし、真剣にゴキブリ練習しようと思います。

使うのはiPad。

残念ながら私は未だにiPadでのお絵描きに慣れておらず、ゴキブリの練習以前にiPadで絵が描けません。機能や選択肢の多さ、描き心地や画面のサイズに、戸惑いっぱなしなのです。ということで、iPad練習も兼ねてゴキブリ練習します。

私は最初からゴキブリをリアルに描こうとし、ハードルを上げすぎたために、画力のなさで挫折しかかっていました。なのでまず、テキトーにゴキブリを描き、それがどうやったらよりゴキブリらしくなるかを考えて、リアルゴキブリに近づけていくことにしました。

最初からうまく描けないのは当たり前だし、描かないことにはゴキ画力もへったくれもないと思うのです。

ということでやってみます。
どん。

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ゴキブリです。
この子を少しでもリアルにしたいところです。

このイラストには、ゴキブリの頭が見えません。
ゴキブリには頭があり、顔があります。

また、ゴキブリの触角といえばこのように曲線で描かれるイメージですが、昆虫の触角は、あたりを探るセンサーなので、実際にはわりとピンと伸ばしているように見えます。

そして、ゴキブリといえば脚のトゲトゲ。
虫の脚は私には難しいのですが、とりあえず虫の脚っぽくしてみましょう。

どん。

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ホワイトゴキブリ。脱皮直後の姿です。
これを黒く塗ってみます。

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うーん、黒⋯⋯じゃないんだよなぁ、やっぱり。
ゴキブリといえば焦げ茶色。

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そしてツヤ。テカリ。

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うーん⋯⋯何か足りない?

ゴキブリといえば、前脚が短くて、後ろ脚が立派なんですよね。
あと目立つのはおしりの突起(尾肢・尾角・尾毛と呼ばれる)。
それからお口のあごひげ。

ということでそれらをプラス。
ついでにやっぱもうちょっと黒く。

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いや⋯⋯うーん⋯⋯さっきよりは虫っぽいはずだけど
なんか違う!

⋯⋯あ、分かったかも。
これだと丸っこくて厚みがあって、ゴキブリ特有のあの平べったい感じじゃないんですよね。
羽のところもちょっと違うし。うーん、ゴキむずいです。

ちなみに、以前途中で放り出したイラストはこちら。

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何気に、最初のラクガキが一番ゴキブリ感あったりして。
パッと見るとあんな感じですよねー⋯⋯。

その後も、あれこれ練習してはみたんですけど⋯⋯。

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このくらいが限界かな?
色の再現や、脚やおなかなど、細部のクオリティがイマイチ。というか昆虫の構造が分からん。

あ、ポーズに生気がないから生き生きとしないのかも。
前脚はもうちょっと元気よく、前に出している方が昆虫らしいような。

しかしまず資料が少ない気がするんですよね。
以前自分で撮った写真も絵の参考にしましたが、小さな昆虫の写真ってなかなか、細部が分からない⋯⋯。

外骨格である昆虫はパーツや節や模様が多く、難しい気がします。脚も、どこがどのように動くのか分からない⋯⋯⋯。

本当はカブトムシの練習とかから始めるのが良いのかもしれませんね。大きいし、人気だから資料いっぱいだし、昆虫だから基本構造は共通しているだろうし。

(けどもうリアルにするのやめて、シンプルゴキブリでも良いような⋯⋯。)

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まぁ、うまく描けても描けなくても、楽しく気ままに描けばいっか!

では、最後に新作マンガ「ゴキブリのモテ期」を載せて終わります。ここまでお読みいただきありがとうございました!

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ゴキブリ短編集(小説)もよろしくお願いします。


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月澄狸
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