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女性活躍推進を令和の時代から考える@Fem Career1周年!

Fem Career1周年おめでとう

この4月、コクー社の運営するオウンドメディア「Fem Career」が1周年を迎えた。
未経験女性8割のIT企業で、成果人財を輩出している我々だからこそ、人生に悩む20代女性のために、何か力になれることはないか・・・と手探りで始めたFem Careerだが、今では各社様から「取材してほしい」とご依頼をいただけるようになった。大変にありがたい。

たくさんのゲストの方や、ライターの皆さん、運営チームに支えられ、1周年を迎えられたことを改めて感謝したいと思う。
スペシャルサンクス、エブリワン!

女性活躍推進の代表でもある、森本 千賀子さん、経沢 香保子さんにもお祝いコメントをいただいているこちらのプレスリリースもチェック↓↓


女性活躍推進のせつない現実

ちょっとこれから小難しい話をしようと思う。

人によっては不快感を感じるかもしれないセンシティブな見解もあるが、ご容赦いただきたい。

さて、皆さんはこういう会話について何か違和感を感じないだろうか?

「出産したら、復帰しても時短になるから、今のうちスキルを身につけておかないと」

「たまには夜出たいんですけど、ダンナがなかなか都合つかなくて」

女性の口から良く聞く話なのだが、皆さんはどう感じるだろうか?

私は甚だ疑問がある。鼻の穴を大きく広げてフンスフンスと言いたいことがあるのだ。


なぜ出産したら=女性が時短なのか?

育児のために時短になるのは、男性でも女性でも良くないか?なぜ、女性は、はなから「自分が時短になる」と決めつけて動こうとするのだろうか。

しかも、まだパートナーとすら出会っていない、若い世代の女性が口をそろえていうのだ。

そうこうしてきた今の時代、企業の中では、出産したら「時短になるよね?」と当然のように上司から聞かれるのだ。

組織の中でも、時短=マイノリティという扱いを受ける昨今であることは間違いない。

制約がなくフルタイムで働ける人が、マジョリティ。
制約があって、マジョリティより短い労働時間の人が時短でマイノリティ

なんか変じゃない?!


まだ見えない先の未来に、なぜか自分からマイノリティ側に行こうとする若い女性と、フルタイムや残業できる人を「正」とする日本のダサ文化。の華麗な掛け合い。

ちょいと話はそれるが、「残業できますか?」って面接で聞く人、仕事できないんじゃないかと思ってる、正直。

残業前提でしか仕事を組み立てられない人なんだろうなぁと痛ましい。定時で華麗に帰って、空いた時間でたくさんの経験値を増やすことをマジョリティとしないのかしら?視野せま!っとすら思ってしまうのだ。

さて、どっちもどっちであることに変わりないのだが、私は鼻息を荒くせずにはいられない。

そして、最大の疑問は、まだ当事者でもない女性が自分からマイノリティに行こうとする謎の風習。

女性活躍、女性活躍といいながら、女性自身が自分たちをマイノリティに仕立て上げ、微妙な立ち位置を獲得しているのも事実なのだ。なんともったいないことよ。

子育て中はなぜママが夜は出歩けないのか?

こちらも同じことだ。
母乳などのこだわりでどうしても、という場合や、シングルマザーを除けば、夜に子育てするのはパパでもママでもいいはずだ。

なぜ、夫は、夜出歩けて、ママは行きたいコミュニティ活動にも行けないのだろう?逆に数か月に一度しか妻の自由を叶えられない夫の存在が、私には、謎でしかない。

本当には、人生の伴侶その人でいいの?!とすら余計なおせっかいを焼いてしまうほどだ。

そして、なんだかんだ文句を言いながらも、「私ってかわいそうでしょ」とその状態に半ば満足しているように見える方も少なくはないのが現実だ。

「ママだから外出できない」というマイノリティを作りがちなのだ。

ママにも仕事でどうしても必須のコミュニティ活動ってあると思うわけ。

ダンナさんをもっとマネジメントしようよ!

フンスフンス!

女性活躍推進には順番がある

こちらの記事でもフンスフンス!と語らせていただいたが、女性活躍推進には間違ってはいけない順番がある。何度でも言いたい。

1、女性自身が自立して、成果を出す
2、男性や企業が、そういった女性を積極的に支援する
3、その連続で社会全体が変わっていく

まず、女性自身が成果に対して真摯に向き合わないのといけないのだ。自分をマイノリティとして認識しハードルを並びたてている場合でもないのだ。

環境や仕組みを待っていては遅い。

ただ、環境の面でいうと、正直、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の発出は女性活躍推進という文脈においてはラッキーだったと思う。

おかげで世の中にリモートという働き方の概念が生まれた。

当時、昔からマジョリティ側とされていた出社至上主義により、なかなか仕組み化されなかったリモートワークが天変地異のような新型ウィルスで一変した。

通勤時間がなくなり、働ける時間が増え、ワーママは特に人生に希望が見えたのではないだろうか。

ラッキーパンチ的に働き方改革が進んだわけなのだが、これがなかったら、やはり数年前と令和も大して変わらなかったのだろうと考える。

令和の今でも、自分の周りの環境や仕組みが変わるのを待つ前に攻めてほしいのだ。頭を使って、ありとあらゆる手段を使って、まず成果を出す。

そして「さあ、こんな優秀な私をもっと働かせなさい!」と声を大にして正々堂々とアピールしてほしいのだ。

すると、どうだろうか。
変わるのだ。自分を取り巻く周りが少しずつだが変わっていく。

配偶者が主体的に動くようになり、明らかに上司の関わり方が変わり、会社が、それならば、と成果を出しやすいように、色々な仕組み化に動き出すのだ。

すると、うっすらとだけど、「私はやっていけるぞ」という「道」が見え始める。

そのうっすらとした道が見えたらあとは、まっすぐに進むだけ!

フンスフンス!

継続は力なり。新しい経験は財産なり。

目の前に、新しい経験ができるチャンスが降りてきたら、考えるより先にもぎ取ってほしいのだ。

毎日のように、もったいない場面に遭遇するし、もはや日本人の性なのか、謙遜の度合いから起きるチャンスロスも、もはや謎でもある。

「私なんてとても、力不足でまだ早いです」

「プライベートでも色々問題があって、みんなに迷惑かけるから仕事やめます」

何か新しいポジションや役割に「あなたに期待してるから」チャレンジの打診をするのであって、誰でもいいわけじゃない。

失敗したりうまくいかなかったりすることも、もちろん想定の範囲内で「あなたに依頼している」という自身の価値をもっと信じてほしい。

チャンスの神様は前髪しかないとはよく言ったものだ。

その前髪をつかみそこねると、新しい経験でしか獲得することのない、あなたの未来の大きな財産を失う。

振り返ったときには、つかみたくても、もうつかむ髪の毛がないのだよ。

また、ライフステージの変化にともない、環境の変化や想定外のトラブルに出くわし、本当に色々あるのは、男性も女性も同じ。

男性は、それで仕事を辞めるということはほぼないのだが、なぜか女性はいとも簡単に仕事を辞めると言い出すのだ。

仮に本当に家庭の事情で仕事をやめないといけなかったとして、本当にそれは女性のあなたなのだろうか?

あなたが今置かれているポジションはそんな軽いもので、あなたと共に働く仲間の信頼や絆をいとも簡単に手放していいのだろうか?

本当に迷惑だと思われているのか?
あなたと一緒に働くことを望んでいる仲間ばかりなのではないか?
そのためなら、どんな協力も支援も厭わないのではないだろうか。

諦めずに継続すること。

それは、あなたという人間の信頼価値を高め、継続しきったことがあなたの自尊心をあげるに違いない。

男性とか女性とかいう前に、「一人の人間として」チャンスをつかみ、歯をくいしばって継続して、成果を出そうじゃないか。

悪しき時代の色眼鏡は外して、どの時代にも共通するもっと透明でクリアなレンズから覗いてみる世界はきっと可能性に満ち溢れているのだ!

脱!!マイノリティー!!!


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