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強制デジタルデトックス。
■ 悪夢のプロローグ
人生イチ、金欠である。
笑っちゃうほど、貧乏である。
去年からの契約先との理不尽なトラブルで
かなり大きな金額が未払いのまま決裂という最悪の事態から、コロナの煽りを受けてどんどん固定客との契約が打ち切られ、、、
その途中で家族間で孫から矢継ぎ早にコロナに感染し…
わたしももれなく感染し。笑
去年末から色々あり過ぎたストレスのせいで、かと思いきや、右脚の付け根の激痛が日を増すごとに酷くなり、整形外科に通っていたのに坐骨神経痛だと診断されたまま鎮痛剤と湿布薬を処方され続けるもついにまともに歩けなくなった5月。
病院を変えて改めて発覚した衝撃的な事実。
股関節が生まれつき奇形というか…形成不全で、これまでの激痛はそれが原因で股関節の軟骨が擦り減り切ってしまっている様子だ、とのこと。
もう人工股関節への置換手術をしなればならない状態だったという洒落にならないオチ付き。
*・ーーー・*・ーーー・*・ーーー・*
次から次へと『これまでいた場所が一体どんだけ高い山だったんだよ!?』と言いたくなるような崖から勢いよく転げ落ち続けて未だ止まる様子もないようなこの半年間…(呆)
オマケに家の更新、車検、タイヤの買い替えにブレーキパッドの交換から所得税に自動車税はじめ税金関連あれやこれ、、、
コレまた運悪くメルカリなんてやってもいないのに、変なURLをクリックしたわけでも無いのに、突如襲い掛かってきた十数万円ものフィッシング詐欺…(°_°)
打ち込んでるだけでも自分でビックリ!
こんな喜ばしく無い出来事がテンコ盛りなこと、普通ある!?!?…ともう今や宇宙的規模を彷彿させる限界突破ですね。
給付金を受給してもなお、マイナスは回収できなくてあれこれ頑張ってもさらにツイてない事ばかりが続く、あゝ無情。
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■ そして、時は…満ちた?
雀の涙だった貯金もついに底をついて、あらゆる場面に支障が出始めてついに…携帯も光回線も支払えなくて止まった。
家賃とか、電気ガス水道の光熱費を優先的支払い候補に設定した。
今は仕事も無ければ取引先からの連絡なんてことも無い、友だちも居るわけじゃなし、娘の家もまぁ近いから実際に用事があれば行けば良い事だし、無くてもまだ大丈夫!って切り捨てたのが通信費。
だったはず!!
なのに・・・・
『そういえば、明日は雨かな…?』
---> ふと、スマホを開く
===> 天気予報すらわからない!(テレビはニュースのときくらいだし)
『あぁ、そういえば auPAY の残高ならかなりあったな!』
---> レジでアプリを開く
===> [インターネットに接続されていません。]・・・
つ か え な い ・・・
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コンビニによってはフリーWi-Fi があるから、
なんて思っていたら、そもそも通信回線に繋がっていることが前提で使えるものなんだ、ってこと。。
改めて今の時代のデジタル化された日常が当たり前すぎて有り難みも何も感じずに生きてきたんだなぁ、と思い知らされたよ ( *`ω´)!
*・ーーー・*・ーーー・*・ーーー・*
無意識のうちにスマホを手に取ってしまうという慣習の動作が当たり前の毎日。
使えて当然、それがあることが前提で
朝も起きて、夜も更ける。
いつも手元にあるものが突然
『ただ、あるだけ』のモノ になる。
怖いことだ・・・
怖かったよ・・・ その慣れが。
仕方ないからiPadで絵を描こう!
→ 通信回線に繋がれていないとアプリが開かない
→ メモ帳の機能以外に使えるものが無いことに改めて気付かされる
全て通信回線に接続してはじめて、使えるというアプリがほとんど…
通知が来るから、つい開く。
→ スケジュールされているだけであって、使える(繋がる)とは限らない!
入金あったっけ?銀行の取引明細を確認しないと!
→ Web通帳に切り替えてるからネット繋がらなければ確認できない…
悔しくなるくらい、オフラインでは使えない!
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■ すべてのことに、意味がある。
自分でもこんなにドン底になるとは思いもしなかったし、ドン底はもうとことん経験済みだと思ってたけど、さらにまだ沈むんだ?ってくらいの、その底なし加減に今更ながらびっくりしてる。
五十にもなって恥ずかしい、とか
そういう時の貯蓄も無いなんて信じられない、とか
自業自得だ、とか
世間様の声はこれまでに嫌と言うほど聞いてきました。
耳にタコ、です。聴き慣れました。
そういう事を言える人も、
こんな底辺の経験をしていない人も、
こんなこと、経験なんかしない方が良いんですから笑ってもらえればそれで構わないと思ってます。
情けないヤツだ、と反面教師にすらならない存在で良いと思ってます。
でも、こういう人間もいる。
本当に色んな人が生きてるんですよ。
この地球上には。
長い間ずっと海底に沈んで、
暗い世界で死んだように息をして、
それでも、もう一度
青い空を、眩しい光を、見てみたい…と、
やっと海面に上がれるまでの泳ぎを習得したのに、
一所懸命あちこち必死になって寄り道しながら泳ぎ上がるうちに、足に絡み付いてた海藻とかに気付く余裕すらなくて、足が縺れて、足掻いてもますます苦しくなってまた暗い海の底に向かって瞬く間に沈んでく。
そういう生い立ちを背負った人間も、
この世にはいるんですよ。
*・ーーー・*・ーーー・*・ーーー・*
今回のアナログ生活への強制的回帰は、
自分なりにいろんな出来事が重なって、
色々あって、考えて、
「ここからどうするかをよく考えろ!」
って、潜在意識からの導きだったと思ってる。
唯一問題なく繋げられた、フリーWi-Fi のある真夜中のコインランドリーでいそいそとメールチェックしたり、諸々の確認をしつつ note を覗いてみるとそこにはまるで行く先を照らしてくれる光のような言葉を見つけて涙した。
自分のこのどうしようもない人生も、
満更じゃないなぁ。
なんて思った。
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■ 涙の数と、エトセトラ。
電話とインターネットは繋がらなかったけど、
住む家もある、電気もつく、お風呂も入れる、ごはんも食べるに困らないくらいは取り敢えずまだある、何処にでも好きな時に好きな場所へ連れて行ってくれる車も、ある。
自立してしっかり頑張っている娘がいて、
可愛い孫も4人もいる。
母は介護も必要なく元気に過ごしてくれている。
めちゃくちゃ幸せじゃないか。
ものすごく恵まれているじゃないか。
今、わたしに足りないのはお金と持続可能な経済力(仕事)。
そんなものは『どうにかすれば、どうにかなる!』モノじゃないか!
*・ーーー・*・ーーー・*・ーーー・*
はじめから、
出来る限りの事を経験する使命を与えられて、
わたしはきっと地球(ここ)に降りてきた。
だから、この経験を生かせる自分にならないと。
そういう時が来ている、と最近とても強く感じている。
『涙を流した分だけ、強くなる。』とかよく聞くフレーズだけど、そりゃそうだよね。
これだけ泣けば、さ。
お金はないけど、経験はイヤというほどあるんだよ。
誰にも負けない経験値がさ〜!
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