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🖋️キャリアの話をしよう

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元大手勤務でキャリアコンサルタントな主婦のわたしが考える、しあわせなキャリアについて。
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#駐妻

転職サイトを見て喜ぶ主婦

転職サイトを見て喜ぶ主婦

「あの企業からスカウトが…!?」
という、CMそのままの声が聞こえた。ドーパミンが放出された気がする。

夕飯前にLINEをチェックしていたら、PR欄に某企業からの広告が表示されていた。

「久々にログインしませんか?」

あ~~~、出国前に登録して以来、見てもいなかった。

人とは不思議なもので、幾度となく表示され、その度無視され続けた広告が、その時ばかりは私の心を動かした。

そして、使い方も

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「母親になって後悔してる」を読んでしまった、「母にむいていない」わたしの物語

「母親になって後悔してる」を読んでしまった、「母にむいていない」わたしの物語

後悔。わたしは人生において、反省したことはあれど、後悔したことはなかった。一度も。

おもしろい本を読んだ。『母親になって後悔してる』という、イスラエルの社会学者が発表した本だ。

公募によって集った「母親になって後悔している母」が、インタビュー形式でその胸の内を吐露し、零れ落ちたその言葉に対し著者が考察をはさむ形で現状を解き明かしていく。

この本を読むまで、わたしは「母になった後悔はない」と思

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【読書】なぜ駐妻は浪費してしまうのか

【読書】なぜ駐妻は浪費してしまうのか

駐妻はアクティブだ。習い事や美容などの「THE☆駐妻」な活動はもちろん、安さを求めて市場に通ったり、期間限定のPOP UPイベントに足を運んでみたりする。

これらはすべて、お金を払う行為を伴う。ゆえに他者から見れば「くだらない浪費のために一生懸命になっている暇人」と見えてしまう。

では、なぜ、駐妻は浪費に一生懸命になってしまうのだろうか。

先日、おもしろい本を読んだ。

『居るのはつらいよ』

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こうして専業主婦の世界は矮小化する

こうして専業主婦の世界は矮小化する

わたしは3ヶ月前まで会社員だった。PJ参画の常連者だったし、100人規模のメンバーを統率したこともある。

日本の中で、わたしが関与したプロダクトを知らない人の方が少ないだろう。

そんなわたしが、今は何を生業としているか。答えは、無職だ。
さらに言うと、「駐妻」をしている。

外国暮らしは「当たり前」が手に入らない。

道はガタガタで、ベビーカーでは500mすら先に行けないほど。雨季に入ると、1

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「駐妻」宣言と、アイデンティティ・クライシス

「駐妻」宣言と、アイデンティティ・クライシス

「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」を信条に就活・転職をして、大手IT総合職として働いてきた私に、自分の人生で一度も考えてなかった未来が到来します。

夫の海外赴任に帯同します夫が海外赴任することになりました。

夫は、(私と違って)寂しがりやです。
彼とは大学の頃からの付き合いで、私はボッチ上等で好きな授業を好きなだけ取りましたが、彼は年度初めに友人とシラバスをにらめっこし、大教室についたら「お前らど

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