10月5日 日本の文化に疎すぎる。
見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦のとま屋の秋の夕暮れ
藤原定家
さて、いままで和歌を詠んだことは一度もない。
もっと言えば百人一首は家にあったことはあったが、それはどちらかというと絵で選ぶものであり、そこに書かれている歌は全くと言っていいほど把握していない。
競技カルタなどの従事者はともかく、こうした文化に触れている人々は今の時代どれほどあるのだろうか。
例えばいわゆる西欧文明が無いころ。
当然日々の娯楽教養余暇対応でこうしたものが文化として楽しまれたであろう。
私はそうではなくどちらかというと”洋物”が好きであった。
もう洋物が日常生活に入ってきており、和もの洋物どっちですか、ということになっていたのだから。
細い目よりデカい目、とでもいおうか。
そちらが好きなのは、まあ多数派なのであろう。
だから源氏物語より、アリスを読んで(見て)、絵を描くようになったのだ。
なので、和歌、といってもなかなかなにも頭のなかに湧いてこない。
だが、ちょっと残念なような気もしている。
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そうはいってもどこを端緒とすべきなのか。
入門はどうするのか。そもそも”入門”はハードルが高すぎる。
まあ、漫画だろうか。
日本史が面白くなるのも、山岸涼子の「日出処の天子」あたりを読んでからだったし。
日出処の天子(完全版)1
日出処の天子(完全版)1
作者:山岸 凉子
KADOKAWA
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絵本などでも、まあ大塚勇三あたりは大好きだが、やはり洋物志向はあった。
うーん、この本はよく見ると日本ものではないなあ。モンゴルか。
スーホの白い馬 (日本傑作絵本シリーズ)
スーホの白い馬 (日本傑作絵本シリーズ)
作者:大塚 勇三
株式会社 福音館書店
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やはり例えばツヴェルガーなどが大好きだ。
リスベート・ツヴェルガー, ヴィルヘルム・ハウフ 鼻のこびと Lisbeth Zwerger 池内紀訳
リスベート・ツヴェルガー, ヴィルヘルム・ハウフ 鼻のこびと Lisbeth Zwerger 池内紀訳
ノーブランド品
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まあ、この人、アリスも描いているが。
不思議の国のアリス
不思議の国のアリス
作者:ルイス キャロル
ビーエル出版
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どうしても基本嗜好がそうなっている。
まあ、母数でいけば世界人口と日本人口、ぜんぜん違うわけだから、同じ割合ですばらしいクリエイターが生まれるとすれば、当然世界の方が多いのであるが。。
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このSNS時代、海外とつながることは容易になった気がする。
だが、情報量もその分多くなっており、若干脳が飽和しやすくも、
なっている。
(落ち着いて、落ち着いて。雑多な情報からの上澄みを慎重に味わわねば、と思っています)
お志本当に嬉しく思います。インプットに努めよきアウトプットが出来るように努力致します。