貸切と場所貸し|夜の図書室
先日、貸切でお店をご利用を頂き、なかなか豪気に酔いました。
店主も積極的に呑みにいくスタイルなもんで、たくさんの来客を前に、つい嬉しくなってメートルが上がるのです。
見た目にはあまり酔っている感じが出ませんが、記憶のほとんどが零れ落ちているので、まごうことなき酔っ払いです。おかげでいつでも新鮮な気持ちでいられます。呑める本屋を作った自分に、何度でも乾杯しちゃうんです。
最後のお客さんを見送って、包丁研ぎやトイレ掃除なんかを終えると、まっすぐ帰るのが惜しくなります。店内のそこかしこに、まださんざめいた空気が残っている気がして、不意に寂しくなるんですよね。自分のお店で十二分すぎるほど呑んだのに、ご近所のお店に寄り道して杯を重ねてしまいます。
先日はラーメン屋さんとビストロに伺いました。曲がりなりにもお店を経営するようになって、これまで以上に飲食店への愛情が増したように思います。開業前と後では単価が1,500円くらい上がりました。今までより1品、1杯多く注文する感じ。非常にリアルな数字ですね。
ちなみにウチは小さなお店なので4人くらいの貸切がゆったりですが、頑張れば10人の着席もいけます。
他のお客さんに気を遣うことなく、落ち着いてお過ごし頂けますし、私も周辺のお店も潤います。本に囲まれ呑むビールってのも乙なもんで、イベントの打ち上げなど、ぜひご利用ください。
そして、来月は初めて場所貸しにも挑戦します。
西日暮里BOOK APARTMENTでの棚主をはじめ、多方面で活躍されているbonbon堂さんプレゼンツで、あんみつとお茶が楽しめる和風喫茶としての営業があるんです。それも「茶房 豆千」と銘打って頂くんですから、感謝しかございません。
お客さんの立場で自分のお店を訪ねるのだと思うと、今からわくわくします。アルコール中心主義者でありながら、スゥイート・ソウル・レビューな心と舌の持ち主ですので、甘い物には第四の別腹ギアラが発動するのでホント楽しみです。
まもなくオープンしてから3ヶ月。みなさんにお助け頂きながら、どうにかこうにかやれています。亀的な歩みですが、少しずつお店の形が出来つつあると思います。
2/16(日)〜2/18(火)の3日間は、いつもとは違う豆千です。ぜひ沢山の方々のご来店をお待ちしております。