豆千|本と豆料理

酒呑み。呑む理由と言い訳を模索する日々。“ビールが呑める大人の図書室”をコンセプトにした小さな本屋さん「本と豆料理 豆千」の店主です。

豆千|本と豆料理

酒呑み。呑む理由と言い訳を模索する日々。“ビールが呑める大人の図書室”をコンセプトにした小さな本屋さん「本と豆料理 豆千」の店主です。

マガジン

  • 週末の夜更かし、眠れぬ夜の羊

    真夜中の図書館。まだ寝たくない夜、何でか眠れない夜のために、お気に入りのnoteを集めてます。

  • 酒と料理の本棚

    「ビールが呑める大人の図書室」をコンセプトにした、小さな本屋の記録です。お店の様子と開業に向けた活動記録を掲載しています。

  • 秋ピリカグランプリ

    • 187本

    2024年・秋ピリカグランプリ、記事収納マガジンです。

  • 秋ピリカグランプリ応募作品

    • 187本

    2024年・秋ピリカグランプリ応募作品マガジンです。

  • 酒と肴の記録

    シリーズ「酒と肴」をまとめたものです。日々の暮らしの中で拵えたおつまみと合わせたお酒を紹介しています。信州食材と豆料理への愛が適度に詰まっています。

最近の記事

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本と豆料理 豆千|営業情報 11月

(2024.11.17更新) 本と豆料理 豆千は、 「ビールが呑める大人の図書室」 をコンセプトにした、古書がメインの小さな本屋さんです。 本の購入に加え、お酒やコーヒー、ちょっとした食事をしながらの読書もお楽しみ頂けます。 不定期営業のため、営業日、営業時間等はこちらからご確認ください。 【11月の営業予定】・2024年11月22日(金)19:00〜22:00 (ラストオーダー21:30) ・2024年11月23日(土)12:00〜15:00 (貸切のため早仕舞い、ラ

    • あっ!うん。

      呑める本屋を開いて2週間ほど経ちました。 今のところ、来店者の数はこんな感じです。 お客さんの数を思い返していた時に、 「あっ!」 て気付いたんですよ。 ご来店された方のほとんどがnoteやブクアパ、クラファン、会社の関係だって。初見の方は2名のみ、つまり皆さま豆千の勝手知ったる人たちなんですよね。 noteではコンセプト説明に始まり、開業までのあれこれを紹介してきました。ブクアパではイベントの度にお店について語っていましたし、クラファンは、プロジェクトの趣旨に賛同

      • 酒と本、家族の思い出

        6缶パックのビールを抱え、にこやかに休日出勤する若き日の父。 そんな後ろ姿を見て育った訳ですから、そりゃまあ酒呑みになりますよね。 立派に成長した息子として、家やお店は当たり前。路上に川辺、夢の国、果ては電車に飛行機と、舞台を選ばす嗜んでいるうちに、図書館でビールを呑みたいと願うようになりました。知を求めて集まる人たちの静かな熱気を感じながら、キン冷えした奴をゴクリとやりたいのです。 そうは言ってもいい大人ですから、分別はわきまえております。棚の死角に身を潜め、350m

        • 棚貸し本屋の店番日記 #18 開業準備のこと

          ビールが呑める大人の図書室。 夢オチの可能性を残しつつ、実現すべく西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしているうちに、ご縁に恵まれホントのことになりました。 酔っ払いの問わず語りが現実になる不思議、まだまだこの世も捨てたもんじゃありません。そんなこんなで大好きなビールをゆっくりと呑む暇もなく(呑まない訳ではない)、ヒーコラ言いながら開業準備に追われております。オープン初日に呑む口開けの一杯を楽しみに、連日連夜の大回転です。 さて、私と同じように本屋&飲食店の開業を目指して

        • 固定された記事

        本と豆料理 豆千|営業情報 11月

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        • 週末の夜更かし、眠れぬ夜の羊
          21本
        • 酒と料理の本棚
          20本
        • 秋ピリカグランプリ
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          106本
        • 秋ピリカグランプリ入賞作品
          16本

        記事

          交流、そして漂流|日々の雑記

          土曜日、朝から開業に向けた打合せが二つばかし続いて、終わったのは昼メシ時をいい感じに外した頃。 一発目は店舗で設計事務所の方と工事に関するあれこれの確認、2件目は浅草でデザイナーの友人とショップカードなどについての調整。お店のロゴもデザインしてくれたダチ公です。打合せがハネたらこれまでのお礼を兼ねて、花やしきに程近い老舗の牛鍋屋でいっぱいやりました。 予約を取らないお店ですが、混み合う時間を避ければふらりと入れる使い勝手のいいお店です。この日もピークタイムは過ぎていました

          交流、そして漂流|日々の雑記

          そっちは崖だと知りながら|酒と肴

          やることが山積みの時ほど、日頃気にならないことが気になります。 一度使ったきりで、忘れたふりをしている調味料だとか、買ったまま手をつけていない酒粕のことで頭がいっぱいになって、何やかんや言い訳を作ってはせっせと台所に立つのです。 きっと「現実逃避」なんでしょうけれど、抱えた案件が多すぎて、最早何から逃れようとしているのか分かりません。確かなことは、料理をしている時間は余計なことを考えないで済むって話です。 この日も一向に片付かない仕事にモヤりながら、休憩中に見たスーパー

          そっちは崖だと知りながら|酒と肴

          お通しの考察|日々の雑記

          お酒を呑んで酔っ払っては、アルコールまみれの記事ばかり投稿してきました。 主には酒と肴の記録、酔いにまつわる日々の雑記、ビールが呑める大人の図書室のこと、そしてお酒をテーマにしたショートショート。 酔って記憶が覚束なくなる前に、益体もない文章を書き散らかしては、noteの路地裏をふらふらしております。 そんな酔っぱらいがご縁に恵まれて、ピリカグランプリの審査員を務めさせて頂くことになりました。 募集要項は分かりやすいこちらの記事を参照頂くことにして、せっかくですからシ

          お通しの考察|日々の雑記

          棚貸し本屋の店番日記 #17 工事のこと

          ビールが呑める大人の図書室。 当初入居予定だった物件が、水道管の破裂でご破算になった経験から、 「よそう。また、夢になるといけねえ」 と、契約直前はお酒を控えておりましたが、呑んでも大丈夫でした。 契約を交わした夜に呑んだビール、これまでのあれこれを包み込み、それはそれは美味しゅうございました。 連休明けから工事が始まりました。 剥き出しのコンクリートと石膏ボードしかなかった部屋に機材が持ち込まれ、少しずつ形になっていくのは見ていて楽しいものです。残業帰り、遠回りに

          棚貸し本屋の店番日記 #17 工事のこと

          結局お酒があればいい|日々の雑記

          冷たくて甘い物よりも、あんバタくらいが丁度いい今日この頃。いくら暑さが残っても、季節と身体は秋へ向かっています。窓を開けたら不意に金木犀が香る、そんな朝はまもなくでしょうか。 運転は不得意ですが、この季節はなんだかドライヴがしたくなります。浅間サンラインやビーナスラインとかいいですね。全ての輪郭がはっきりした夏とは違う、光も緑も落ち着いた景色。エアコンは停め、窓を開け放った車を走らせれば、自然と鼻歌も流れることでしょう。 誰かと乗り合わせて出掛けるのも楽しいですけれど、実

          結局お酒があればいい|日々の雑記

          棚貸し本屋の店番日記 #16 契約、クラファンのこと

          ビールが呑める大人の図書室。 夢オチの可能性を残しつつ、近日中の実現を目指しながら、西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしています。 思い立ってから紆余曲折ありましたが、ついに物件契約の目処が立ちました。飲み屋で例えたら、ようやく席に案内されたところでしょうか。メニューを選んで注文して、最初の一杯にありつくにはもうしばらく掛かります。引き続きお付き合いくださいませ。 元はと言えば、図書館でビールを呑みたいと願ったことが始まりでした。 作者が持つ熱を文字に変え、 紙に閉じ

          棚貸し本屋の店番日記 #16 契約、クラファンのこと

          厚切りベーコンがあれば|酒と肴

          この夏を楽しみ過ぎた疲れが出てきたのでしょうか。 立て続けに小さなトラブルが重なって、どうにも心の置きどころがしっくりしません。 さらには年齢のせいもあるとは思いますが、集中力は途切れがちで記憶の方も残念な感じ、色々なことに身が入らない状態であります。長年のお酒が原因ではないと信じていますが、違うとは言い切れないあたり、我ながら酒浸りの人生なんだなとあらためて思います。 朝は10分おきのスヌーズで細切れに睡眠時間を伸ばし、日中はお腹が空いていないのに甘いものをとって気を紛

          厚切りベーコンがあれば|酒と肴

          棚貸し本屋の店番日記 #15 古物商許可のこと

          ビールが呑める大人の図書室。 夢オチの可能性を残しつつ、近日中の実現を目指しながら、西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしています。 物件の契約に向けてアレコレやっておりますが、なかなかどうして時間が掛かり、悶々とした日々です。 きっとまもなく契約を結べると信じ、微熱さんのイベントでは、開業に向けたアレコレの質問や宣伝をさせて頂きました。もしもこれでぽしゃったら、「やるやる詐欺の豆千」の二つ名で呼ばれ、後ろ指さされることでしょう。 そんな不名誉なことにならない様、イベン

          棚貸し本屋の店番日記 #15 古物商許可のこと

          僕らいつもビールばかり|日々の雑記

          学生時代のダチ公と、年に一度集まっては泊まりがけで遊びます。 毎年、南房総の海で朝から晩まで酒まみれ。血中アルコール濃度はきっと0.3%くらい、いわゆるキーポン酩酊ロケンローな塩梅を楽しみます。泥酔状態の一歩手前、呑んでは寝て、起きては呑むを繰り返すのがたまらんのです、ハイ。 海がないコバトン県から始発の電車に揺られ、チーバ県の駅で車チームと合流します。一年振りに会う連中は、まあるくなったり白いものが増えたりと、心は高校生のままですが、体は残酷なまでに正直です。 朝が早か

          僕らいつもビールばかり|日々の雑記

          努力の方向性|日々の雑記

          オリンピック時期だからですかね。たゆまぬ努力をする人の、凛とした空気に心惹かれます。狙いを定め、目標に向かって一直線に進んでいく姿が眩しくて、不意に自分と比べてしまいフハッとなっています。 あちこちよそ見をしては、呑み過ぎて前後不覚になる私です。比較なんておこがましいですけど、この広い世界、自分以外の道しるべがなきゃ、右も左も分からず不安になるじゃないですか。 オリンピアンを北極星にしたら、そりゃ「あの人に比べてアタシなんか」って発想になりがちです。だけど彼らにしたら、そ

          努力の方向性|日々の雑記

          捧げよ空腹|日々の雑記

          バランスの良い食生活は大切と思いますが、こうも暑いと支度から億劫です。さらには日々の忙しさと相まって、料理のやる気スイッチが、背中の手が届かないところへいってしまいました。 自分じゃどうにもできませんから、無理はいたしません。孫の手を借りるように、スーパーのお惣菜やコンビニ弁当、レトルト食品にお世話になっています。その中で、ふと気になったことがあるんです。 食事って、おかずがあって当たり前になっていますよね。 いえ、別におかずを批判したい訳ではないんです。けれど、主食の

          捧げよ空腹|日々の雑記

          棚貸し本屋の店番日記 #14 |長野遠征のこと

          ビールが呑める大人の図書室。 夢オチの可能性を残しつつ、実現すべく西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしています。 春先に出会った物件がありまして、こちらでの開業を目指して東西奔走しておりますが、なかなか契約にたどり着けません。 関係先と連携しながらコツコツと書類を提出しているものの、確認や調整事項が多くて足踏み状態。お互いの気持ちは分かっているのに、あと一歩が踏み出せない。そんな少女漫画なシチュエーションに、ヤキモキしています。 とは言え、夢見る少年時代はとっくのとう

          棚貸し本屋の店番日記 #14 |長野遠征のこと