資産○○億円の仕事術 vol.23 プロジェクトマネジメント実務 QCDのC(コスト)の達成に向けた心得
"どんなキャリア選択においても"自分の強み"を意識すべき”
これは、私が職場で出会った資産○○億円を稼いだ、元外資コンサルパートナーに教えてもらったことです。
自分の仕事スキルを伸ばすには、「いかにすごい人と一緒に仕事をする」かが一番だと思います。
その時に、その人の考え方や、マインドセットを自分のものにしてしまうのです。私は、その人と出会えたことによって、自分の仕事に対するマインドセットを大きく変えることができました。仕事に"楽"はありませんが、常にワクワクしながら向き合っています。
「そもそも、どうして外資コンサルティングのパートナーまで残ろうと思ったのですか?」
『それは、社内に"目標となる人"がいたからだ。この人みたいになれるのであれば、自分はこの仕事を続けていきたいと思った。それに加えて、この仕事が自分に合っていると思った。そういった"納得感"は重要だ。』
『これは、就活生や社会人にもいえることだが、そもそも"やりたいこと"というのは簡単に見つかるものではない。"やりたいことが見つからない"根本理由は、自分の中にある。"軸"だ。"やりたいこと"は今自分がもっている価値観の中から見つけていく必要がある。それは、社会との関わりでやりがいを感じた瞬間ともいえる。これは、自分と向き合わない限り、明確にすることはできない。』
「なるほど、それでは、"やりたいことができずに転職したい"といった場合はどうすればいいのでしょうか?」
『まず、今おかれている環境で"本当にそれはできないのか?"は検討すべきだ。』
『よく転職したい理由は2パターンに分かれる。「①今いる状況が不安」なケース。「②やりたいことを追求して次のステップに進みたい」ケースだ。』
『いいか、今から厳しいことを言う。「①」のパターンは、「不安」というわからないことを放置している"怠惰"な状態だ。そんな中途半端な気持ちでは、自社、そして、転職先でも上手くいくとは言い難い。』
『そして、「②やりたいこと」は、"自分の強み"を中心に決めていくべきである。それは、相対的な自分の特徴である。そのやりたいことの背景に"文脈"があれば、人は希少価値を感じる。そこに、自分が、"納得性と一貫性"とともに、自信を持てるかが重要だ。』
『いずれにしろ、"中途半端"が一番いけない。目標達成に向かって、常に頑張るんだ。そのために、この"仕事術"は君の生涯にわたる"資産"になる。』
「なるほど、とてもいい話が聞けました。モチベーションが上がったところで、次の"仕事術"を教えてください!」
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『次に、プロジェクトマネジメント実務におけるQCDの「C(コスト)の達成」に向けた心得を伝える。早速本題に入る。』
『利益の最大化を目指すべきだが、あまりに短期的に追い求めることは避けるべき。』
『C(コスト)の達成は単純な労務管理とは異なるが、要するに投入工数とアウトプットの質・量の対比の議論であり、Q(クオリティ)を保った形で、いかに効率よく作業を進めていけるかがポイントとなる。』
『WBS*上の計画と実績の状況を見た上で、適切なアクションを取り続けるしかない。WBSに表される個別の報告内容のサマリーとしての実績をどう読むかがカギとなる。そして、これまでにも話している通り、現場を押さえずに机上の議論に終始していては、成功はおぼつかない。』
*WBS プロジェクトなどの工程管理とスケジュール管理をするための表のこと
『また、C(コスト)の管理を行っていくためのインフラが、本来会社レベルで整備されている必要があるが、それがない場合、当面は自分でやっていくことを覚悟すべき。そのためのC(コスト)もプロジェクト管理の一環として見積もっておくべきである。』
『そして、余計に、C(コスト)がかかる要因のうち大きなものとしては、無駄な作業、再作業、アイドルタイム、Q(クオリティ)の低さ、スコープの拡大、外部に対するあいまいな指示といったものがあげられる。逆にいえば、かなりの部分はプロジェクト運営を適切に実施することで、抑え込める可能性があるものと認識すべき。』
『つまり、WBS(計画)、タイムリーなアクションを取るための短いサイクルでのモニタリング、そして、正確な情報伝達が重要といえる。』
『また、協力会社に対する支払いが安易に拡大することのないよう、自社のメンバーが協力会社に対して何を指示・依頼しているのかをきちんと押さえておくべき。』
『最後に、C(コスト)の達成は、本来、キャッシュフローで見るべきだが、状況に応じては、工数で管理することもあり得る。』
『以上となる。』