企業編7-日々の過ごし方が変わった!?自分の殻を破る瞬間
こちらのnoteは「mameka記」シリーズになります。
「mamekaには、事業責任をもってほしい」
そう言われてから、ひたすらに自分に何ができるか日々考え、手を動かし続けてきた。四半期・半期・年間の売上・粗利の進捗度が常に気になる。目下の悩みはメンバーが辞めないかだ。
仕事のやりがいは、お客様の課題を解決することだと信じていた。
しかし、とかく売上をもたらす人、会社の利益を守る人、与えられた日々の運用をこなす人、決められた会社のルールから逸脱しない人といった多くの人と関わる中で自分の信念がぐらついた。
「自分はやりたいことをやれているのか?」「自分の視野が狭くなっていないか?」「このまま成長できているのか?」
そうした”自分本位”の考えにばっかり捉われていた。しかし、なぜか、満たされない思いでいっぱいだった。
そこから考えを転換できたのは、試行錯誤しながら失敗した経験がきっかけだ。
「強みと弱みは表裏一体。弱みを潰すことに目を向けて、強みを伸ばすことを怠るのは、単なる何でも屋さんだよ。」
ある人に言われた。思えば、ここ数年間、弱みを克服しようとずっと考えていた気がする。
「何でできないの?弱みを克服しなよ?」
そう言われ続けながら、私が感じている弱みは2つある。
1つ目は、チームを盛り上げて雰囲気をつくるスキルが欠けていること。
良い意味で捉えると、初対面の人には打ち解けるまでいい意味での距離を保ち、それが真面目で慎重という印象を与えること。
真面目に人の話に耳を傾けながら取り組むことで、長期的な関係は築きやすくなるが、初対面の人といち早く繋がりをもつスキルがないともいえる。
2つ目は、やるべきことを1つに絞ることができないこと。優先順位を絞り、10倍の結果を得る意思決定ができないこと。
良い意味で捉えると、リスクヘッジができており堅実という捉え方もできる。
また、この弱みが災いして、スケジューリングの際に、優先順位を絞れず、あれもこれもとなってしまう。
「君が、プロジェクトの全体を見るのはまだ早い」
私が仕事のイロハを教わったMさんに言われたことがある。
長年のビジネスの経験者と渡り合うには、やはり、自分の強みを梃子に、コミットする分野を決めた方が良さそうだ。
自分はこれまでジェネラリストが向いていると思っていた。
しかし、終身雇用が終わり、キャリアを何層にも積み重ねていかなければいけない時代に到達した今、私たちが目指すべきは、2,3つの専門性から成り立つ希少性といわれる、いわゆるπ型人材だ。
平坦なスキルだけでは、貢献できる幅は狭まる。
誰もが必ず強みや弱みの1つ2つはもっている。それを見つけるには、自分と向き合う必要がある。そこで自己分析はとても重要だと思う。
個人的な意見だが、世の中は、個人の強みの集合体でできていると思っている。自分にできない分野があったら真摯に認める。変えようと努力はすべきだが、できる人を巻き込む。
自分にできないことを誰かがカバーしてくれることで、日常が回っている。
そして、協力することで、個人では叶わない、より大きな目標達成ができるのだ。
「自分ひとりでは何もできない中で、何ができるのか?どうしたらできるのか?誰のためになるのか?」
これまでモヤモヤしていた自分の殻を破った瞬間だった。
(おわり)
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