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資産○○億円の仕事術 vol.18 物事が上手く進む 熟練コミュニケーションの技法 "○方向が大事"(2/4)

(このnoteは1話目を無料で読むことができます)

"世の中に課題が存在する限り、ビジネスは続いていく”

新型コロナウイルスの状況で期待されている治療薬"アビガン"も、課題を想定した企業経営の先見の明がなければ、とうの昔に投資がストップしていたかもしれません。

"今や、ビジネス(=仕事)とは、終わりのない課題解決のプロセスを通じて、人生を充実させるための手段として捉え直されている"

これは、私がその人の考え方に触れて思ったことです。

自分の仕事スキルを伸ばすには、「いかにすごい人と一緒に仕事をする」かが一番だと思います。

その時に、その人の考え方や、マインドセットを自分のものにしてしまうのです。私は、その人と出会えたことによって、自分の仕事に対するマインドセットを大きく変えることができました。仕事に"楽"はありませんが、常にワクワクしながら向き合っています。

このシリーズは、資産○○億円を稼いだ人から、教えてもらった仕事術を紹介していきます。

(私自身、その経験から、"人材育成"というテーマに非常に関心をもち始めています)

『mameka、企業の存在意義はなんだと思う?』

「株式を出資してくれた株主にリターンを返すこと、そこで働く従業員の生活を保障することでしょうか?」

『まあ、20点だな。いいか、"企業とは、世の中の課題を解決するために存在する"。それも個人で解決できないレベルの大きな課題だ。社会課題と言い換えてもいいだろう。そして、本来企業は、株主だけのものでもないし、従業員だけのものでもない。よく金融市場が発展している米国なんかでは、株主至上主義の風潮がある。そして、欧州では、人権意識の高まりから、労働者至上主義の流れがある。社会の仕組みによって、人々が捉えている企業の存在意義が異なる。』

「何だか、難しい話ですね。そしたら、日本はどうなんですか?」

『それは、君自身が、仕事経験を通じて見出すんだ。あと、1つだけ伝えさせて欲しい。これから、日本は、少子化による人口減少で、経済成長が見えてこないと思われがちだが、実は日本は世界でも有数の"課題大国"でもある。"ビジネスの大きさは課題の大きさに比例する"ので、ここを上手く捉えれば、ピンチをチャンスに変えられる。もっとも、これからは、"個"の時代だ。仕事における課題解決を通じて、人生を楽しむのも大事だ。』

「なるほど、仕事のスキルを身につけることが人生の充実に繋がるのですね。続きの仕事術を教えてください!」

(大体vol.10.を想定してます。こちらを読むにはマガジンをオススメします)

『世の中は"違い"だらけだ。文脈、経験、文化、育ち、目指すところ、そして、忙しさや思い込みがさらにコミュニケーションを複雑にする。』

『多くの人は、「指示した」「伝えたはず」「理解されたと思った」「理解したつもりだった」「そう思っていた」「自分のコミュニケーションスキルは高いはず」という。』

『今から伝えるのは、いかなるケースでも使えるパターンだ。』

「はい。」

『ここでは、私が大事にしているコミュニケーションの技法を4つ紹介する。mamekaは仕事でコミュニケーションが上手くいっているときはどういうときだ?』

「商談などでいうと、お客さんも結構話してくれているときですかね?」

『そう。今回は、4つのうちの2つ目、「②双方向が大事」ということについて教える。』

『社内の話をするが、部下の立場で上司から一方的に指示が来ることに対してどう思うだろう?』

「一方的なのはやらされ感が強いなと思います。」

『その際に、上司が、「何を言っても絶対に怒らないから話してみな」と言ったからって、全てがオープンにならない場合もある。それは、上司部下の間の"信頼関係"が欠如しているからだ。』

『これは、部下をもっている人に言いたいのだが、「何が、なぜ納得できないかの議論は行うべき」。そこに、自分が知らないことが出てくるケースがある。そして、「とにかくやれ」というのは、最後の判断としてはOK。ただ、判断に伴う結果責任は自分にある。』

「普段から、上司と特に議論しない場合はどうなるのでしょう?」

『置かれている風土によって異なる。外資であれば、反論がなければ"合意"となる。日本では、そうならない可能性が高い。なので、特に重要な内容であれば、都度「こう思っていますがいかがでしょう?」と確認をとるべきだ。確認する手間は後々に活きてくる。』

『話を戻すが、上司が、"信頼関係"をつくっていく際に、私が重要だと思うことを教える。』

『「①各メンバーに対する期待は最初に正確に伝えるべき」

問題を解決するのは、「誰か」ではなく、「みんな」である。「それならなんとかなりそう、自分がやれば出来る」という気持ちを各メンバーが持てることが重要。落としどころは個別の判断だが、何をやるべきという"優先順位"づけは明確に行うべき。』

『「②評価も含め、各メンバーにオープンに伝えられないこともあると理解する」

責任者として非難されるケースもあるが、それは甘んじて受け入れるしかない。多少の風当たりがあってもブレてはいけない。インフォーマルな場も活用する。』

『「③日々の作業を通じて、部下へ課題や要改善点を"タイムリーに"フィードバックする」

そこで、本人は自覚をして、成長する。ひと段落ついた反省会などで、フィードバックをされても、「今更対応のしようがない」となってしまう。そして、事実を踏まえてのフィードバックをすべき。人から聞いた話のみに乗っかってはいけない。相手を否定するのではなく、要改善点を具体的に指摘する。』

『大まかには、最低でも四半期程度のサイクルでフィードバックをすることが望ましい。チーム内の信頼関係は、フェアな評価とフィードバックが重要になってくる。

そこでは、部下が反論できないくらい、客観的によく見てフィードバックをする。宴席などでのインフォーマルなフィードバックも重要だ。そして、リカバリの機会を与えること。』

『次に、"お客様"との双方向のコミュニケーションをとる場合に関して、ここでもやはり、"信頼関係"が重要になってくる。しかし、社内と異なり、「何でも話せる雰囲気・環境づくりに注力すべき」とは言わない。その"信頼"は「プロとしての仕事を通じて」勝ち取るべきだ。重要なポイントを3つ伝える。』

『「1.貸し借りの世界には入り込むべきではない」

言われたことをこなすだけでなく、こっちからも徹底的に考えて提案すべし。』

『「2.出来ない約束をしないことは信頼づくりの第一歩」

結果として、社内の誰かが出来ない約束をしている場合は、その対処は最優先にすべき。』

『「3.分かったふりをしない」

どうしても分からないことがあれば、確認会を通じて、お客様に確認すべきだ。しかし、上司がそれを理解している場合がある。その際はレビューの時間をもらうこと。いずれも、"自分の言葉で"内容を説明できるようにしておくこと。』

『これらを徹底すれば、「③双方向のコミュニケーション」ができるようになる。』

「(結構上司目線のアドバイスが多かったけど、)参考になりました。」

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mameka@外資ITセールス
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