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精白小麦粉と白い悪魔

乳製品がビタミン、ミネラルの吸収を阻害するよ、
という話を書いたのがこちら☝。
最後のほうで「モルヒネ様物質」について触れました。

このモルヒネ様物質、精白小麦粉にもあります。
グルテンに含まれる「グルテモルフィン」がそれです。
さらに、グルテンは腸内環境の悪化を誘発するグリアジンも含んでいます。
腸内環境が悪化してグルテモルフィンはさらに脳に作用しやすくなる。
小麦に対する依存性はさらに増していくという構図。
精白小麦粉の厄介なところは、腸内環境を悪化させるものと、依存性をもたらすものがセットになっているところ。

まあね、小麦おいしいじゃないですか。
麺類しかり、パンしかり。お菓子だって小麦。小麦は想像以上にたくさんの食品に使われてます。

小麦のもう一つの問題点は血糖値の急上昇によりインスリンの過剰分泌を引き起こすことです。
インスリンの過剰分泌は高血糖や低血糖を引き起こします。
インスリンの過剰分泌はやがてインスリン抵抗性を起こします。
血糖値を正常な状態に戻すためにより多くのインスリンが必要になり、過重労働を強いられた膵臓はやがて疲弊していきます。
食べ物が胃から十二指腸に送られると、胆汁と膵液に混ぜられてさらに細かい分子にしてから体に吸収されます。十分な膵液がなければとりこんだ栄養は吸収されにくくなり、栄養不良に陥ります。
正直、インスリンの過剰分泌でデブることを気にしているうちはまだマシ。

カゾモルフィンもグルテモルフィンも、血液脳関門をするりと通り抜け、側頭葉にあるシナプス・オピオイド受容体と結合します。
すると、脳が興奮してさまざまな精神・神経症状を引き起こします。
腸と脳は互いのコンディションが密接に関係し合っています。脳は迷走神経を介して腸とつながっています。どちらか一方が不調になれば、もれなくもう一方も道連れ、一蓮托生です。

牛乳や精白小麦粉が体にあわない人は消化器症状や自己免疫疾患、精神不安定などの症状が出ていることが共通しています。
乳製品や小麦粉を使った食品は巷にあふれかえっています。牛乳は「カルシウム補給」、うどんは「消化にいい」イメージが強いでしょう。学校給食の定番はパンやソフトめん。これらが腸に悪いと思うことなどほぼ皆無でしょう。
たとえば、なかなか改善しない花粉症やアトピー、PMSなどの婦人科系疾患、下痢、便秘などがあるなら、試しに一度牛乳や乳製品、小麦製品を抜いてみるといいと思います。

今年の春に胃腸の調子を思いっきり崩して、おかゆしか受け付けない日々が1ヶ月くらい続きました。
胃腸科に行って二度目に出してもらった薬のおかげで今はフツーに食事ができています。
消化酵素が効いたのをヒントに、パパイヤ酵素や豊受生酵素、アルファルファのチンクチャーなどを併用して、今はごくごくふつうの食事ができるようになったし、ふつうにパンもパスタも食べています。
とはいえ、以前に比べて日々の食事の中で小麦・砂糖・牛乳が占める割合はかなり減りました。
青パパイヤがある時期は、青パパイヤと果物と麹甘酒でスムージーにして飲んでいます。サラダ作るのめんどくさいと思って始めたスムージーだけど、これが思いがけず腸活に効果があって、とてもうれしい(*´艸`*)


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