揉み屋のセルフケア

揉み屋稼業を始めて18年、 自宅で開業して15年が経ちました。 開業して8年目で乳がん(Ⅱ-A)発覚。 5年完治の直前に再発。 再発後、心身のコンディションをたて直すためにやってきた セルフケアについて書いています。

揉み屋のセルフケア

揉み屋稼業を始めて18年、 自宅で開業して15年が経ちました。 開業して8年目で乳がん(Ⅱ-A)発覚。 5年完治の直前に再発。 再発後、心身のコンディションをたて直すためにやってきた セルフケアについて書いています。

最近の記事

ホルモン療法の副作用とエストロゲン⑦推し活でセロトニンを増やそう

一応エストロゲンつながりなので、前回の続きということにします。 ホルモン療法でエストロゲンが減ると同時に減っていくものがいくつかある。セロトニンもその一つ。 「セロトニン」と聞いてどんなことを思い浮かべるだろう? 睡眠? バナナ? トリプトファン? セロトニンは脳セロトニンと腸セロトニンがあり、そのうち9割が腸セロトニン。腸セロトニンは血液脳関門を通れないから脳へはいかない。だけど例外的に脳に行くものがある。それがトリプトファン。そしてそのトリプトファンを含む身近な食べ

    • 精白小麦粉と白い悪魔

      乳製品がビタミン、ミネラルの吸収を阻害するよ、 という話を書いたのがこちら☝。 最後のほうで「モルヒネ様物質」について触れました。 このモルヒネ様物質、精白小麦粉にもあります。 グルテンに含まれる「グルテモルフィン」がそれです。 さらに、グルテンは腸内環境の悪化を誘発するグリアジンも含んでいます。 腸内環境が悪化してグルテモルフィンはさらに脳に作用しやすくなる。 小麦に対する依存性はさらに増していくという構図。 精白小麦粉の厄介なところは、腸内環境を悪化させるものと、依存性

      • バリセラ(水疱瘡)とソライナム

        知らない間に顔面神経麻痺になり、知らない間に治っていたのを知ったのが2か月前のこと。 それならいっそのことレメディとってみるか、と思い立ってヘルペスゾースター(帯状疱疹ウイルス)をとってみた。 (※顔面神経麻痺は帯状疱疹ウイルスでなります)。 ヘルペスゾースターを小瓶1つ(30粒)とった後、バリセラ(水疱瘡ウイルス)を同じく小瓶1つとって半月くらい経った頃。 (※免疫力が弱ると水疱瘡のウイルスが暴れて帯状疱疹になります。) 二の腕が痒くなりだし、 そのうち肘の内側まで痒くな

        • 乳製品とフルボ酸ミネラルの相性

          薬を常用するとどうしても必須ミネラルが足りなくなる。 どの薬もアルミニウムを含むし、アルミニウムが体内に入ることで鉛もくっつきやすくなるため、元々体内で必要な分以上に必須ミネラルがいることになる。 そこへもってきて、必須ミネラルの吸収を阻害するものなんぞ摂取した日にゃあ目も当てられない。 どの重金属を排出するのにどの必須ミネラルが必要かは、また別の機会に記事にするとして、今回は必須ミネラルの吸収を阻害する身近な食べものについて書いていきます。 胃腸が機能低下を起こすと、栄

          高校レベルの化学とゴッドクリーナー

          ゴッドクリーナーという足湯機をご存知でしょうか? コロナ禍前によくテレビで紹介されていたそうです。 「いたそうです」というのは、全然知らなかったから。 「重金属をデトックスできる」というのがウリで、足をつけるとアラ不思議。茶色い湯垢が出てくる。その湯垢は「体の中から出てきた重金属」なんだそうな。 再発して、放射線治療の後リュープリンを投与されて、 副作用が出始めてしんどかった頃、ゴッドクリーナーを利用しに通っていた時期がありました。だいたい半年くらい。 一時期自分のところ

          高校レベルの化学とゴッドクリーナー

          クレイと園芸、クレイと家庭菜園。

          昨年11月に参加したクレイファンデのワークショップがきっかけで、セルフケアでクレイセラピーをやるようになった。 クレイに水を加えて体に塗るクレイパックをした後、そのまま湯舟に浸かるという、ものすごくものぐさなクレイセラピー。 クレイは老廃物や重金属を体の中からひっぱりだしてデトックスするので、私の体にも、家族の体にも合っていたらしい。家族もクレイパックをした後は体が軽くなるといっていた。 さて、クレイバスの後のお湯。 そのまま流すのはアレだしなあ。 そうだ。庭にまこう。

          クレイと園芸、クレイと家庭菜園。

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン⑥記憶力低下

          ホルモン療法の副作用シリーズ、ようやく再開です。 今回は記憶力低下について。 神経伝達物質と聞くと「ナニソレ?」と思う人も、「アセチルコリン」という名前は聞いたことがあるかもしれません。 アセチルコリンは神経伝達物質の一つで、 パーキンソン病 アルツハイマー型認知症 レビー小体型認知症 の発症とかかわりが深いといわれています。 アセチルコリンの主なはたらきには、 ・発汗 ・学習、記憶 ・睡眠 ・腸の蠕動運動、消化機能亢進 ・血管拡張 ・心拍数低下 などがあります。 こ

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン⑥記憶力低下

          足つぼのクリームをクレイに変えたわけ

          これまで足つぼの施術にはキャリアオイルと精油を使っていました。 アロマをやめてクレイに変更したのが今年の夏。 理由は、私がアロマを使えなくなったから。 ホルモン療法がはじまると、定期的に血液検査をする。 リュープリンが始まって半年くらい経った頃、コレステロール値とクレアチニン(腎臓)の数値が上がってきた。 ほぼ同時期に血圧も上がったし、ひどい時は動悸がひどくて目が覚めたこともあったから、きっと血管の内壁は脂がついて狭くなってるんだろう。 クレアチニン、数値は微増でも体にはば

          足つぼのクリームをクレイに変えたわけ

          追記;ホルモン療法の副作用とエストロゲン②ホットフラッシュ

          ホットフラッシュが起きるメカニズムについて追記します。 ホルモン療法開始後に発汗・ほてりが現れるのは、視床下部のはたらきと関係しています。 視床下部は自律神経機能と関係があるところで、ホルモン抑制剤を使うことで視床下部に影響が出ます。 ホルモン療法が精神・神経に及ぼす副作用のことを、副作用ネタの最後に書こうと思っていて調べていたら、ここでも出てきた。脳絡みの副作用。 うむむむむ。

          追記;ホルモン療法の副作用とエストロゲン②ホットフラッシュ

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン⑤骨・関節・筋肉

          エストロゲンは骨を丈夫にするはたらきがあります。 ホルモン療法でエストロゲンを抑えると、まもなくやってくる骨密度低下。そう、骨粗鬆症です。 ホルモン療法で使う薬の中で例外的にタモキシフェンは骨を丈夫にします。 でも他の薬は骨をもろくしてしまいます。 リュープリンを打ち始めて1年以内に骨密度が70%くらいにまで落ちました。 だいたい最初の投与で生理が止まり、顔の骨格に変化が現れた。 これは頭蓋骨が体幹の骨より薄いことが関係しています。 前回④で「老けた」って書きましたが、「老

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン⑤骨・関節・筋肉

          胃とエストロゲン

          前回の続きです。 今回はちょっと短め。 前回、エストロゲンは、脳、乳腺、骨、脂肪組織、皮膚でできると書きましたが、もう一つこれ以外にエストロゲンをつくる場所があります。 それは「胃」。 なので胃エストロゲンとも呼ばれます。 胃に脂肪分がはいると、胃の細胞からエストロゲンが分泌されます。 胃エストロゲンは主に糖と脂肪の代謝にかかわります。 この他、胃エストロゲンは ・摂食行動 ・脂肪合成 ・血中への脂肪の放出をおさえる ・脂肪の蓄積と消費 にかかわります。 80代、90

          肝臓とエストロゲン

          今回はエストロゲンと消化器(肝臓)について。 エストロゲンは、 ・脳 ・乳腺 ・骨 ・脂肪組織 ・皮膚 で作られます。 エストロゲンが作られたのち、血液を介して全身をめぐり、その後作られたところで限局的・限定的に作用します。 これは他のホルモンも同じで、たとえばインスリンは膵臓でのみはたらくし、パゾプレッシンは腎臓でのみはたらきます。 はたらきを終えたホルモンは肝臓にいって分解されます。 ホルモンを分解するのは肝臓のはたらきの一つ。 ただし、お酒を飲むとアルコールの分解

          肝臓とエストロゲン

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン④老いる

          前回の続きです。 ホルモン療法の副作用で出てくるお悩み。 「デブ」「抜け毛」「老けが加速」 「デブ」については前回書きました。 今回は「抜け毛」と「老けが加速」について。 「老け」について。 他の乳がんの患者さんの映像見ると、だいたい実年齢より20は老けて見える。私の時もそうでした。キツかった。心が折れた。 乳がんの薬の副作用でググると「しみ」「肌荒れ」「乾燥」と出てくる。 現実はそんなもんじゃない。 エストロゲンのはたらきに「骨の強度」がある。 ホルモン療法をするこ

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン④老いる

          なんちゃって心理療法

          シュタイナーの本を図書館で探していたら、こんな本を見つけた。 何でこの本が哲学の棚にあったのか謎。 心理カウンセラーの人が書いた本だからだろか? タイトルに「言葉で」とあるように、ホルモンの名前をあたかも呪文のごとく唱えてものの見方、感じ方を変えるという内容。 巷で流行りのスピリチュアル?というわけでもない。 心の状態って、脳やホルモンがかかわってるから、この著者が紹介している方法もあながちマユツバじゃないのかもしれない。 まあ、うっかり乗っかって「騙された!」と思った

          なんちゃって心理療法

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン③デブと血栓

          前回の続きです。 ホルモン療法を始めたばかりの頃、主治医から 「太らないでね」 といわれた。 いえ、ある意味もうすでに十分太ましいので、それは全力で困るんですが。 と心の中でツッコんだ。 再発してから「太るならまだ健康なレベル」なんだと思い知ることになるけど、それはまたいつかの機会に。 エストロゲンには、 ・脂肪の合成を抑える はたらきと、 ・脂肪の蓄積と消費を増やす はたらきがあります。 一見矛盾するようですが、エストロゲンは ・女性らしい体つきをつくる 一方で ・

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン③デブと血栓

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン②ホットフラッシュ

          前回の続きです。 今回はホットフラッシュについて。 手術後しばらくしてから、尋常じゃない寝汗をかきはじめた。 それはしばらくの間続いてた。 4月に入って「フルマラソンでもした?」とツッコミたくなるような寝汗で目が覚めた。 その時は「あ、春になって暖かくなってきたからそろそろパジャマを薄手のものにしたほうがいいのかな」と思ったくらいだった。 ところがパジャマを薄手のものに変えようが、毛布や掛布団を減らしても寝汗の量がまったく変わらない。しまいに敷布団にうっすら黒カビがはえたの

          ホルモン療法の副作用とエストロゲン②ホットフラッシュ