55歳の私が若者に何を伝えられるか(1)「山大生とカフェめぐり」
5月10日で閉店する書店を訪ねた。自著豆本を数年間にわたり売っていただいた。レジ担当のスタッフさんにお礼を述べることができた。
その書店の本棚の横では、文具類が8割引きだった。掘り出し物はないかと、段ボール箱の中の商品を探り、カレンダー機能もない、シンプルな方眼紙の手帳を買ってみた。
この書店の閉店情報は、初めて会った若者から教えてもらった。
その若者とは「山口県cafe豆本」(今年12月発刊予定)のオンラインミーティングでは一度お会いしたが、対面は初めて。
鹿児島市出身なので、〝かごんま〟さんだ。昔風にいえば、とっても元気印の人。今夏から、デンマークに1年間留学するという。
その元気印さんとワーワー話しながら、山口市内でカフェを訪ね歩いていると、アーケードでかごんまさんのお友達さんに会い、そのまた友達さんを含めた4人でカフェめぐりを続行した。
※この日は連休最終日で、私の妻子も同行
若者3人とも、cafe豆本で大学生記者を務めてくれるという。豆本という小さな紙媒体の情報発信ツールに関心があるという。
ギャラは豆本新刊でお支払いする。
それで握った。
せっかく8割引きで買ったのだから、さっそく、手帳を使おう。同じ8割引きで紫色のポールペンも買った。黒色は既に品切れだったが、紫色のペンをこれまで一度も買ったことがないので、
これもまた「1日一つ初めてプロジェクト」なのかもしれない。
その3人との会話が楽しい。さらにワーワー話し合い、落ち着いたタイミングを見計らい、それぞれの思いを手帳に書いてもらった。
「ワクワクを語って 聞いて 感じたい」
「好奇心と探究心」
「好きな事をして、生きていきたい‼︎」
「ラストティーン たのしむぞぃ」
「和菓子は世界を救う💕」
おもしろいね。
初老の私にはもう書けぬ思いや文言が綴られていた。
よい休日になりました。
5月3日で55歳になりました。
大学職員という仕事柄、若者とよく言葉を交わす。わが子も大学生と中学生。
私が何を伝えられるか。
最近、常に考えている。
グルメ豆本という、自分のスキルを注ぎ込めるコミュニケーションツールを4年前に創刊することができて、本当に幸せ。
あっ、そういえば、4人でLINEネームを決めた。
とまと、もも、りんご。
私はおくら。
病み上がりの私の身体にネバネバはとっても良いので。