パイナップルの紫の花を見て感動!収穫までの記録
パイナップルに花が咲くって知っていましたか?
わたしはマレーシアに移住するまで知りませんでした。
冬のなると雪が降るところに住んでいたので、パイナップルを育てられるなんて思ってもいませんでした。
今の大家さんの家に引っ越した時、狭い鉢に2株ぎゅうぎゅうに入れられている大きなパイナップルがありました。
鉢が割れるんじゃないかと思うほど大きな葉が茂っています。植え替えようにも、根が絡まっているようでびくともしませんでした。
大家さんによると、植えて2年経つのに全く実がならないとのこと。
きれいな顔からも声からも、不満が漏れていました。「こんなのいらない」と言ってるように聞こえましたが、わたしたちは大家さんが置いていった植物の世話をすることに。
パイナップルにも水をあげ日陰から移動して日光に当てました。
夫はせっせと野菜の皮など肥料として与え水やりも。葉っぱだけなのに忙しなく世話をしていたのです。今まで1年間放っておいても枯れなかったので、わたしは正直そこまでしなくていいと思っていたのですが、なんという責任感でしょう。
すると半年たった3月、変化が見られました。
葉っぱの中心がほわんと赤くなってきたのです。
(これは実ができるぞ)
ワクワク期待してしまいます。
しばらくすると可愛らしいギザギザの芽?が顔をのぞかせていました。
(わぁーうれしい! ほんとに出てきたんだ! 大家屋さんは諦めたけど、夫はあきらめなくてよかったなぁ)
おそらく日光を必要としていたのかもしれません。陽に当てただけで急に芽が出てきたように感じました。
ネットで調べると、パイナップルは実ができるのに2 〜3年かかるとありました。
大家屋さんはそのことを知らなかったのかもしれません。あと半年待っていたら、こうして実ができるのを見れたのです。
こうしてパイナップルを毎日観察するのが日課になりました。
なんてかわいいんでしょう。ある日紫色の花を咲かせました。下から順に咲いていきます。
初めて道端でパイナップルの紫の花を見たときには、とっても感動したの覚えています。珍しくてまじまじと見ていました。今は自宅で人目を気にせずじっくり観察できます。
なので、こうして近くで観察できることがとてもうれしかったのです。
改めて見ると、パイナップルって本当に不思議な植物、果物です。
どうしてこんな形をしているんでしょう?
葉の間から茎が伸びて重たい実がなるって誰が想像できるでしょうか?
残念ながら観察途中で日本に帰ることになり、友人に水やりをお願いしました。
そして数日前、無事に収穫したと連絡が。
食べてと言ったのですが「帰ったら食べて」と今のところ我が家の冷蔵庫に入れてあるんだそうです。
(うん……冷蔵庫だと腐ると思うんだけど)
実際に自分の手で収穫をしたかったのですが、こうして見れただけでも感激でした。
あともう1個、無事に収穫できるかな〜。
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