小5息子が「お前の妹、タメ口でムカつく」と言われた話
小5息子が「最近さー、同級生から妹の話されるんだよね」と言い出した。
妹とは、わが家の小3娘のことです。
どうやら先日の全校遠足で娘と「きょうだい学級」で一緒になったのが、息子の同級生だったようで。
娘が敬語を使わないことにイラッとしたみたいなのです。
娘はそれを聞いて「え?お友達なのにていねいな言葉じゃないとだめなの?」と。まだ年上の子どもに対して敬語の習慣がないのです。
これを機にわが家では「敬語」について話し合いました。
日本では基本的に「年上には敬語」が常識とされている
娘、息子にまず基本ルールを解説。日本では学生から「年上には敬語」がとても重要視されていること。
社会に出ると年齢だけで敬語にしないこともあるけど、学生は年齢順で学年が組まれるから「上の学年は敬う」のが一般的ですよね。
だから、息子の友達も悪口を言ったのではなく、どこかで身につけた常識をもとにイラッとしてるんですよね。
娘も単に「嫌なこと言われた」じゃなくて、そこには向き合わなくてはなりません。
一方、コミュニティーによっては敬語でなくていいこともある
娘が年上に敬語を使わない背景には思いつくところがいくつかあります。
まず、家族間と仲の良い年上の友人。兄にはもちろんタメ口で、よく遊びに来る兄の友人にもタメ口でした。それも良しとされていて、とがめられたこともなく。私も親として「兄の友達には敬語」とは教えていませんでした。
次にチアリーディングチーム。娘の所属チームは小学生のみの編成なので、一番年上は小6。娘は2年生から大会クラスにいるのですが、ここでも年齢関係なくタメ口でした。これはチームの風土としてそうです。もちろん、コーチにはしっかりとした敬語を使います(娘も含め)。
このように、ごく近い関係性や、限られたコミュニティーでは、敬語でなくても大丈夫。そんな環境中心で娘は育ってきていたのです。
これは悪いことではないし、むしろ関係性の上でタメ口がオーケーなら、フラットに意見が言える関係が築きやすいとも考えられます。
常識の上に例外があることを教えなくてはならない
そうはいっても、いずれ敬語を意識する日がくるし、気づいたときには「常識のないやつ」としていきなり嫌われてしまうことがあるかもしれません。ひどいと、いじめられたりとか。
だから、娘にはまずもって常識を伝えつつ「今は小学生だから上下関係があいまいだったり、コミュニティーによっては敬語じゃなくてよかったりするけど、基本は敬語が使えた方がいいんだよ」と伝えておきました。悩んだら相談してね、とも。
兄の世間話がファインプレーだった
兄にとっては「妹こんなこと言われてんよ」という軽い世間話だったのだと思いますが、家族にとってはナイスな話題提供でした。
小学生に子ども同士の敬語はまだいいかな?と思っていたわが家ですが、生きていく上では必要になること。ここらで話題にできたのは良かったかな。
みなさんの家庭では敬語問題、どうしてますか?よければコメントで教えて下さい😊