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台所の哲学者  幸福のレシピ

「執着」とは 自分の持たないものを 得ようとしたり
持っているものを 失うまいと 握りしめていたり
欲しくはないものを 避けようと 釘付けになっている状態、、、
      Call to Love  by Anthony de Mello. S.J.


私の台所に 「執着」と言う名の 素材がある。

私は 愚かにも、この素材を、他人のレシピで 調理して、
幸福という「一品」を、作り上げようとしている。。。

アントニー・デ・メロ とは 私の敬愛する「仙人」の一人だ。
彼は、執着について、解決策を、述べている。

この「執着」から、自由になるには
まず、初めに、執着か幸福かを 選ばなければならない。

誰が、「執着か幸福か、」の選択で、「執着」を 選ぶのだろうか?

まずは

「執着とは、幸福とは、何ぞ
や?」
 と 自問してみる。
アントニー・デ・メロの言葉を 反転しながら。。。

幸福とは

 今、自分が、持っていないものを、
 持った時に 獲得できるもの では なく

 今、すでに、目の前にある 
 「幸福」に 気づくこと。。。

幸福とは

 今、自分が、持っているものを、
 失うまいと、握りしめることでは なく

 持っているものが 
 一瞬、一瞬、と 姿を 変えることに 気づき
 その一瞬、一瞬を 味わうこと。。。

幸福とは

 欲しくないものを 避けようとして
 (災害、喪失、失敗、拒絶、批判、嫌悪、、)
 欲しくないものに いつも 焦点を あて
 自分で 築いた 防衛の壁に 閉じ込まること では なく

 欲しくないものは 人間の努力だけ で 
 避けることが 出来ないことに 気づき 
 自分の恐れと 不安を ありのままに 見つめる

そして

 防衛の壁を 高くすること より も
 自分が 不測の事態に 遭遇した時に 柔軟に 動けるように
 身体と心の 準備 体操霊操を する。
 (霊操とは、イグナチオ・ロヨラの提唱した 魂のエクササイズ)

まずは

心と 体の を 開き 「風の声」に 耳を 傾け
その に 身を 委ねる覚悟 を する

では

風の声とは・・・何か?

風の声を 聞き分けるには・・・どうしたら?

疑問と 不安は 残る・・・

しかし、

もしかしたら、

 わたしたちは もともと

 この 「声」が 何であり
 この 「声」を 聴き分ける 本能の ような ものが ある のでは ないかと 思う。。。

そして

 驚いたことに その「声」に 気づくのは、

 不測の事態、喪失、失敗、拒絶、誤解、罵り、、、

 と 遭遇した時。

 そんな 不思議な 逆説が 台所には ある。。

そして
「執着」を 調理しようとする 馬鹿なことは 試みるは
諦めて(明らかに 見て)
「執着」を ただ ただ 見つめなさい。。。
そうすれば
「幸福」が 目の前に ある のが 見てるから。。。

アントニー・デ・メロ の 声が 風となって
聞こえてくるような 気がする。。。


#執着 #幸福 #気づき #霊操 #アントニー・デ・メロ #イグナチオ・ロヨラ #とは

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