牛すじ辛スープを再現してみた①
ども、マママです。
昔ね、新宿の荒木町(曙橋)で働いていたことがあって、仕事終わりに「伊吹」というお店によく飲みに行ってたんです。
私が荒木町で働いてた頃はフジテレビが河田町からお台場に移ったばかりの頃だから、曙橋もまだまだ賑やかな雰囲気があって、羅生門だ、叙々苑だ、ゆでタンだ、車海老天丼だ、エリマキラーメンだとかに先輩に連れて行ってもらったものです。それらのお店は今も営業していますが
「伊吹」は惜しまれながらも閉店してしまいました。ご高齢になったご主人が引退しての閉店だったと思われます。
「伊吹」には「牛すじ辛スープ」という看板メニューがありまして、さらっとしててシンプルだけど旨みのある辛さが美味しく、私は行けば必ず頼んでいました。
もともとは賄いで作ってたものらしいのですが、いつからか人気の名物メニューになったのだそうです。
今ではもう食べることができない「伊吹の牛すじ辛スープ」を食べたくて、私は自宅で何度か味の再現を試みました。ですが、なかなかお店の味にはならなかった。
もともと賄いであった単純なスープなので簡単にできると思ってたのですが、どうにも違う。しかし、何が違うのわからない。
牛すじと大根を煮込んで、粉唐辛子と塩ぐらいの味付けじゃないのか?大根でなく冬瓜だったかな?お酒や味醂といった調味料ではないと思われる。なんなら味の素を足しても上手くいかない。
あーでもないこーでもないと試行錯誤を繰り返しました。
まー、似たような似てないような味にはなります。美味しいっちゃ美味しいが、違うっちゃ違う。すっかり諦めてましたね。
ある日、ひょんなことから手に入れた唐辛子。
キムチ用の韓国唐辛子(中国産だけど)です。妻が知り合いからキムチ作りでススメられた唐辛子です。
これだ!と思って牛すじ辛スープに使ってみたんです。そしたら、だいぶいい線いってる。あの味に近い気がした。唐辛子を変えただけでこんな変わるのかと驚いた。
それでは②では「牛すじ辛スープ」のレシピを紹介します。